こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、天才は遺伝ではなく環境が育てるというお話です。
先日、12日(金)に柴田育児アカデミーのMonthly web seminarを開催しました。これはアカデミー生を対象にした育児に役立つ情報を学ぶ勉強会です。
今回のテーマは「天才は遺伝ではなく環境が作る」。今回「天才」の指標としたのは知能指数(IQ)です。
IQは、100を中心として前後15,つまり、85-115の知能指数を持つ人が人口の68%を占めています。そして、IQ115-129が秀才と呼ばれる人たちです。この秀才は人口の14%です。
そして、天才と呼ばれているのはIQ130以上の人たちのことを指しています。全人口の2%です。
ちなみにイギリスに本部を置くメンサという非営利団体があります。その団体はIQ130以上の人しか入ることは出来ません。
会員数は全世界で約12万人。もちろん日本にも支部があります。日本の会員数は3000人です。
IQ130以上の日本人は、全人口の2%ですから約250万人いることになります。このメンサには、そのうちのわずか0.12%しか会員になっていません。
では、残る249万7000人の「天才」は、どこにいるのでしょう?
249万人といえば、京都府の人口が259万人、同じく宮城県232万人、新潟県226万人です。1都道府県の人口に当たる集団がどこかにいるはずです。
あなたは天才に出会ったことはありますか?
人口の2%が存在するとすれば、学校でも何人かいたはずです。40人クラスとすれば3クラスに一人はいるということになります。目立つはずですよね。
でも、ほとんどの人は、ずば抜けた成績の友だちを見たことはないのではないでしょうか?
ずば抜けた成績の生徒と言えば、テストをわずか10分で回答して、後は手持ち無沙汰に腕組みをしているような生徒です。そして、その答えは常に100点満点。
その上、学科以外の知識も溢れるほど持っているような生徒になります。
こういう生徒は、灘高校のような進学校にはたくさん在籍していますが、数多くの公立私立校には、滅多に現れません。
なぜでしょうか?それは、今の学校教育が原因です。日本の学校教育は天才を育てるというシステムは存在していないからです。
日本の教育システムは、ごくごく平均的な人間を育てることが目的です。上司の言うことを素直に聞いて働くサラリーマンを育てる工場のようなものです。
先生にも天才はいませんので、平均的な知識を毎年繰り返して教えることしか出来ません。
そして、みんな同じレベルの知識を持つように育てます。それ以上の知識を持っている生徒がいたら排除します。
なぜかと言いますと、先生がついていけないからです。先生は常に生徒よりも上の立場に存在しなければいけないからです。
そんな環境に天才が入れば、どうなるのでしょうか?例えていうならば、小学校1年生のクラスに東大生が入って勉強するようなものです。
東大生はこう思うでしょう。
「何のためにここにいるのだろう?」
「もっと、自分にあった講義が聞きたい」
もし、その質問を先生にぶつけたとすれば、先生はこう言うでしょう。
「黙って聞きなさい」
全く生徒の意見を聞かないし、生徒の疑問にも答えようとしません。
そんな環境に座られている東大生は、当然、馬鹿らしくなり、あるいは絶望して学校に行くことを拒絶するようになるでしょう。
事実、天才の範疇に入る生徒たちの多くは不登校の道を選択しているのです。
そして、悲しいことに家庭内でも無理解に苦しんでいるのです。天才というのは遺伝ではありません。その証拠にノーベル賞を受賞した天才の親は、ノーベル賞を受賞していないのです。
2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英博士の両親は砂糖問屋を経営していました。
2012年にノーベル医学生理学賞した山中伸弥博士の両親は、東大阪市でミシンの部品をつくる工場を経営していました。
ごくごく普通の両親から天才が生まれたのです。当然、親は自分の子が天才だとは思えなかったでしょう。
幸い、会社を経営していたので、仕事が忙しくて子供の教育には、あまり関心や時間を取れなかったことが幸いしていたのでしょう。二人の博士の共通点は、自分の好奇心を満足させることに熱心だったことがノーベル賞に結びついたのです。
しかし、こんな例もあります。IQ188の超天才である太田三砂貴さんは、高卒でトラック運転手をしている父親と同じく高卒で専業主婦の母親の間に生まれました。
彼は、1歳の後半でローマ字、3歳の時には漢字を書き始めたのです。しかし、そのずば抜けた能力は当初、両親からも理解されず、一時は大学進学も諦めざるをえませんでした。
太田三砂貴さんは、父親の意向に従い専門学校を卒業して就職しました。しかし、「高卒」という学歴が彼の人生を遮ってしまったのです。
そこで彼は大学を目指し、わずか半年の勉強で国立大学に入学したのです。父親が自分の子供の才能を信じられなかったことで、彼は、ちょっと回り道をしてしまったのです。
その父親は、次のように言っていました。
「自分から天才、頭の切れる子なんか生まれるとは思っていませんでしたし、だから、ちゃんと専門学校に行って、特殊な技術を身につければ、食べていけるんじゃないか」
父親は、自分の経験から学歴よりも手に職をつけた方が良いと考えたのです。危うく我が子の素質を潰してしまうところでした。
長くなりましたが、あなたのお子様は天才かもしれません。また、天才を育てることも可能なのです。
天才とは、すべての学科が得意とは限りません。算数は常に100点を簡単に取りますが、社会は20点しか取れないということもあります。
その成績を見てあなたは社会の勉強に力を入れようと考えるのではないでしょうか?
点数が悪いということは興味がわかないのです。興味がわかないものを強制しようとすると得意な学科も嫌になってしまい、すべての成績が落ちてしまうのです。
そうなるとせっかく天才の素質があったのに、その素質を潰してしまうことになるのです。
逆に得意なものをどんどん伸ばすことで、苦手なものを克服することも可能なのです。
吃音で苦しんでいた中学生が、得意なものに特化する教育を受けたことで、今は、facebookのシステム部門の幹部となり、エストニア国家のIT部門のアドバイザーとしても活躍しています。
これからの社会では、平均的な人間を要求することは少なくなるでしょう。特異な才能を持っている人達が集まって会社の業績を伸ばす、あるいは社会に貢献することが求められるでしょう。
あなたの子育てに求められるのは、我が子がどんな才能を持っているのかを見出し、その才能を伸ばすような環境を作ることなのです。
また、天才は得てして人間関係が不得手な場合が多いのです。友達との付き合いや学校の制度に馴染めなくなり不登校を選んでしまう子供が多いのです。
そうならないためには、我が子にふさわしい進路を探してあげることも必要なことになります。
太田三砂貴くんの親のように我が子の才能を信じられない親にならないためには、親自身が常に学ぶ事が必要になります。
そのために柴田育児アカデミーが存在しているのです。常に新しい情報を学び、より一段上を目指すために学ぶという環境を提供しているのです。
柴田育児アカデミーの詳細を知りたい方は、こちらのHPを御覧ください。



