こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、小学生の自殺は親の「しつけ」や「叱責」が原因というお話です。
未成年の自殺者数が2年連続増加しています。厚労省が8月10日に発行した2019年版の「自殺対策白書」によると、昨年、19歳以下の自殺者数は599人でした。
この数字は、前年よりも32人増えています。自殺者の総数は2万840人で9年連続減少しているのですが、未成年者の自殺者数は2年連続で増加しているのです。
その中で小学生の自殺の原因は、「家族からのしつけ・叱責(しっせき)」「親子関係の不和」などの家庭問題が一番の原因だったというのです。
「しつけ」をしたことが原因で子供が自殺する?
この場合の「しつけ」とは、親の常識を押し付けているという意味ではないでしょうか?
理不尽に親のやり方を押し付けられ続けた結果、自分の人格を尊重されないことで生きる自信を失ってしまったのかもしれません。
また、「叱責」は「失敗などを叱り非難すること」という意味があります。ただ「叱る」のではなく、責任を押し付けるという意味が含まれています。
「叱責」と似たような言葉に「叱咤(しった)」があります。どちらも「相手を叱ること」という意味では同じです。
- 「叱咤」は、「相手を大声で叱りつける」(責任は問わない)
- 「叱責」は、「相手を叱り、非難する」(責任は相手にあると主張)
このように 「叱咤」には相手を責める意味は含まないのです。「叱咤激励」という四字熟語がありますが、「相手を大声で叱り、励ます」という意味を持ちます。
言い方を変えれば、「叱咤」は、大声で叱って、「激励」は、元気づけることとなります。
叱る事が必要なのは、自分や周りの誰かに危険が迫った場合です。子供が道路へ飛び出そうとした場合は、大きな声で行動を止めなければいけません。
その時に多くの親が使う言葉は「危ない!」とか「こらっ!」などではないでしょうか?
そして、子供の腕を引っ張って
- 「なにしてるの!」
- 「道路に飛び出したらダメだって何度も言っているでしょ!」
- 「どうして言うことを聞けないの!」
などと叱責しているのではないでしょうか?
- 「道路に飛び出したあなたが悪い」
- 「教えを守らないあなたが悪い」
- 「親の言うことを聞かないあなたが悪い」
と叱責しているのです。こんな叱り方では、子供はどんどん自信を失ってしまいます。
ここからは柴田メソッド的にお話します。危険が迫った場合に「危ない」とか「こらっ」と大きな声を出しても子供は理解できません。
「危ない」と言われても、何が危ないのかわからないのです。わからないから飛び出そうとしているのです。「こらっ」という言葉も誰に言っているのかわかりません。もしかしたら、お友達に言っているのだと解釈するかもしれません。
そこで有効な言葉は「ストップ!」や「止まれ!」です。これなら意味がすぐに伝わります。常に、この言葉を使っていると子供は条件反射として行動を止めるようになります。
この言葉なら相手に責任を押し付けるという意味は含まれません。単純に危険な行為を止めただけです。危険が回避されたら、なぜ止めたのかという理由を静かに説明することです。
そうすることによって子供は「危険な行為」の意味を理解していくのです。
小さな子供に責任を押し付けるような親はもってのほかですね。失敗の責任は子供ではなく親が取るべきものです。
もし、何度も同じような危険な行為を繰り返すのであれば、親の説明が伝わらなかったということです。ここでも子供ではなく親に責任があるということになります。
あなたのその「しつけ」は子供のためですか?あなたは「叱責」をしていませんか?
かけがえのない存在である我が子が自殺するなんて事は考えられないことでしょう。でも、もしかしたらあなたの「しつけ」や「叱責」によって子供の心は傷ついているのかもしれません。
もう一度ご自分の子育てを振り返ってみませんか?お腹を痛めて産んだ愛する我が子のために。
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