大阪北部地震、余震続く。避難場所での授乳方法
6月18日に発生した大阪北部を震源とした震度6弱の揺れを観測する地震が起きました。震源の大阪北部では、19日も震度4や3の揺れを観測するなど余震と見られる地震が相次いでいます。
19日午前7時半時点で、府内391箇所に設けられた避難所には約1700人が避難しているという情報も出ています。気象庁は今後も地震に十分注意するよう呼びかけていますので、避難期間は長引く可能性があります。
避難所生活では、乳幼児を抱えたママたちが一番困るのは水とミルクです。
母乳育児団体連絡協議会では、平成19年に「災害時の乳児栄養に関する指針」を発表していますので、主な内容を取り上げみました。
3.災害時だからこそ母乳育児を推進しましょう
- 母乳に含まれている免疫のおかげで、災害時に蔓延しがちな感染症から身を守ることができます。
- ストレスやショックで一時的に母乳の出が悪くなったとしても、ふだんより頻繁に乳房を吸わせ続ければほとんどの場合もとに戻ります。混合栄養の場合でも、今までよりひんぱんに吸わせていれば、分泌量の増加が期待できます。
- 母親が十分に食べられなくても、短期間であればそれまでと変わらない栄養分を持った母乳が分泌されますが、授乳中の母親には優先して水と食糧を供給しましょう。長期間ひどく食糧が不足した場合には、母乳の量や母親の体に影響を与える可能性があることを配慮しましょう。
- 母と子が一緒にいられないことは、母乳の分泌に影響を与える可能性があります。赤ちゃんも母親の不安を感じて泣くことが多くなります。精神的に安心するためにも家族が一緒に過ごせるようにすることが大切です。
4.人工栄養が必要な乳児の場合の安全な調乳法
人工栄養児にはもちろん安全な人工乳が必要です。下記のことに注意して安全な調乳を心がけましょう。
- 清潔な水と洗剤で洗った容器、できれば消毒した容器を使います。きちんと洗わず消毒液につけただけでは、かえって不潔です。
- 人工乳首は洗浄がむずかしいため、十分な洗浄ができるようになるまでは、授乳には小さなコップを使うのが望ましいでしょう
- 調乳の際は、粉ミルクの缶に付記されている説明文を読み、粉ミルクとお湯は正確な割合で調乳します。
- 2時間以内に使用しなかった場合は廃棄します。
コップでの授乳の方法
哺乳びんを使用するのではなく、調乳したミルクや母乳はスプーンや小さなコップで飲ませることができます。これは生後すぐの赤ちゃんでも安全に行えます。消毒ができな いような状況下では、使い捨ての紙コップが便利です。
- 赤ちゃんが完全に目が覚めている状態で母親のひざに乗せ、やや縦抱きになるような姿勢をとります。
- コップを赤ちゃんの唇にふれるようにします。コップの中のミルクが赤ちゃんの唇にふれるくらいにコップを傾けます。コップと赤ちゃんの唇の位置は、コップを下唇に軽くふれるようにし、コップの縁が上唇の外側にふれるような関係となります。
- 赤ちゃんの口の中にミルクを注ぐのではなく、コップを赤ちゃんの唇につけたまま保持し、自分自身で飲むようにします。
- 赤ちゃんは満ち足りると口を閉じ、それ以上飲もうとしなくなります。どのくらい摂取しているかは、1 回ごとにみるのではなく、24 時間以上の期間で見るようにしましょう。
詳細は、次のサイトを御覧ください。
http://www.midwife.or.jp/pdf/hisai_message04.pdf
こちらの動画もわかりやすいです。


