子どもを伸ばす褒め方。満点主義は子どもの自己肯定感を潰す
こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。
あなたはお子様が100点を取ってきたら喜びますか?
「何いってんのよ。喜ぶに決まっているでしょ」
100点は満点です。最高の評価ですので喜ばない親はいないでしょう。
しかし、100点はそれ以上、「上」の評価がないのです。
先生も「この子は大丈夫」とそれ以上の努力は求めません。
しかし、たかが学校のテストです。そのテストは予め答えが用意されています。そして、その用意された答えを書くことが出来れば満点なのです。
社会に出ると「答えの用意」されたものは出てきません。新製品を開発する時や、お客様との契約を取る時など、その時その時で新しい答えを探し出し見つけ出さなければいけないのです。
子供の時に「これで大丈夫」と努力や学びを止めてしまうと、それだけの人間でしかないのです。
「十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人」
子供の時にテストで満点ばかり取っていても大人になれば平凡な人間になる。
そうならないように育てるにはどうすればいいのでしょうか?
日本では「減点主義」が当たり前の評価ですが、当協会では「加点主義」を提唱しています。
加点主義とは、「結果」ではなく「過程」を評価することです。
先程のテストを取り上げると、小学校入学時には20点しか取れなかった。これは当たり前と評価します。テストを受けるということに慣れていませんからね。
そして、次のテストで60点を取ってきた。それは減点主義から見れば、マイナス40点です。「まだまだだな。もっと頑張れよ」と“励まします”。
しかし、加点主義から見たら三倍の点数を取ってきたと評価します。「凄いな。たった数ヶ月で三倍の点数も取れたぞ」と評価します。
そして、「どれどれ、何処が良かったのかな?」とテストを見ながら、丸のついているところを一緒に考えます。「ここはどう考えたのかな?」と子供が答えを導き出した「過程」を教えてもらいます。
そして、その過程を考えたことを褒め称えます。三倍の結果を出した三倍の努力を褒め称えるのです。
努力を認められた子供は、どうすると思いますか?
「次はもっと頑張る」と思うのではないでしょうか?
では、次のテストで100点を取ってきた時は、どうでしょう?
子供は満点を取ってきて得意気に見せるでしょう。
もちろん、その時は「よく頑張ったね」と褒めます。そして、「あなたが毎日頑張っているのを見ていたからママも嬉しいわ」と努力を評価するのです。
そして、それで満足しては「ただの人」になってしまいますので、そのテストが国語だった場合は、「国語って、どうして勉強するか知っている?」と聞きます。
そんなことを聞いてもまだ答えることは出ないでしょう。そこで、こう教えます。
「国語って言葉の勉強なの。あなたは自分の言いたいことを相手にすぐに理解してもらえると嬉しいでしょ。お友達が何を言いたいのかが分かると楽しいよね。国語を勉強することでお友達が言いたいことや、伝えたいことが解るようになるし、あなたがお友達や先生に伝えたいことを正確に言えるようになるの。だから国語をもっと学べばお友達や大人とのお話しも、もっともっと楽しくなるのよ」
こう伝えれば、子供は100点という数字に囚われなくなるのではないでしょうか?そして、国語の授業をもっと楽しむのではないでしょうか?
これが当協会がお薦めしている加点主義なのです。
では、0点を取ってきた時には、どう評価すれば良いのでしょうか?それは、また次の機会にお話させてもらいます。
せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。
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