こんにちは 柴田です。
熊本県を襲った大規模地震で不安な日々を送らざるをえない被災者の皆様に出来ることなら読んでもらいたい。
今回の目に余る大災害は大人の心にも大きな影響を残しています。大人は、現実の体験を客観視できますが、子供は衝撃を主観的に受け止め精神を直撃するため、その影響が深刻になります。
また、親が不安を抱えたままお子様に対応しているとお子様の症状が悪化したり、親を安心させるために自分の不安や恐怖を押さえ込んでしまう場合もあります。
子供たちは、言葉で表せない不安や恐怖がSOSを発するように、無気力、暗闇への恐れ、夜尿、甘えや、わがままといった、いわゆる赤ちゃん返りなどが見られます。
...震災前には出来ていた事が出来なくなるお子様に対して、「「ちゃんとしてね」、「どうして出来ないの」などと叱るのは、間違いです。
赤ちゃん返りは一時的なものです。不安を解消するために母親の愛情を求めているのです。そんな赤ちゃん返りの行動が現れた時には、優しくハグしてあげて下さい。
しばらくは食料や水、トイレに不自由な日々が続くでしょう。子供のことより、そちらをなんとかしたいと言うお気持ちが強いのはわかります。確かにその通りでしょう。
今、全国から、そして全世界から、なんとかしたいという善意が溢れています。ライフラインの復旧も急ピッチで行われていることでしょう。
大人の目には、救援の様子が見えることで少しは安心出来ます。でも、子供の場合は、うまく言葉で表現できない部分を「遊び」という行動によって癒されていきます。
子供にとって「遊び」というのは普段だけでなく、非常時にはとても大切なことなのです。被災した子供たちは、その被災自体を「遊び」にして心の不安を現します。そして、表すことによって安心感を育てていくのです。その遊びは「災害遊び」と呼ばれています。
「災害遊び」は、ごっご遊びや、積み木、砂場遊びなどで出てきます。また、絵に描く子供もいます。暗い絵を書く子供もいます。それを、やめさせないで下さい。
避難所に避難している場合は、周囲の迷惑を考えれば、静かにしなければいけないこともあるでしょう。あるいは、隣にいる人が泣き崩れているときに、お子様が「災害遊び」をするのは、止めさせたいと思うのは当然です。
そんな時は、避難所が学校であれば、砂場があるかもしれません。是非、そこに連れて行ってあげて下さい。
また、絵を描くことは避難所の与えられたスペースでも可能であれば、是非、描かせて下さい。画用紙などがなければ支援物資を入れたダンボールをもらって下さい。それを画用紙代わりに使って下さい。
救援物資は、生活用品や食料がほとんどでしょう。僕は、画用紙とクレヨンや色鉛筆を送ろうと考えています。
少し落ちつけば、子供たちのためのボランティアもたくさん来るでしょう。それまでの辛抱です。ボランティアが来たら、是非「子供たちと一緒に遊んで欲しい」と伝えて下さい。


