こんにちは 柴田です。
最近…と言うか、ここ数年?数十年?外食の機会がめっきり減ってしまいました。
「忙しい」というのが、第一の原因ですが、たばこの臭いが嫌だというのも理由ですね。
禁煙酒場が広がって欲しいですね。
では、今日も始めましょう。このブログは、育児や子育ての悩みの解消に役立つような情報や、楽々育児のヒントをお話ししています。
美味しいものを美味しく頂く。
「食欲」、これは人間の本能の一つです。
赤ちゃんにも、当然持ち合わせている欲望です。
でも、生まれたての時には、上手にその欲望を満たすことが出来ません。
いろいろな機能が未熟だからですね。
そこで、お母さんは焦って無理矢理に飲まそうとします。
あるいは、離乳食も「最低限これだけは食べさせなければいけない」という“しばり”に取りつかれてしまっています。
そこで、乳幼児は飲みたくもない、食べたくもない時に食べさせられる。
これでは、食事を楽しむという経験を積むことが出来ません。
乳幼児の摂食障害…「少量でも楽しく」を基本に
母乳もミルクも飲まない、食べても吐くといった摂食障害を持つ乳幼児がいる。
楽しいはずの食事が親子ともに苦痛になる。
適切な支援がなく、親が孤立し、状況が悪化してしまうおそれもあるという。
アンパンマンが大好きで、音楽が流れると自然に体が動く。
静岡県の女児(2)は明るく活発だが、1日の半分、鼻から胃に入れた管を使って栄養剤を注入している。
生後すぐ母乳を吸わなくなり、哺乳瓶もいやがった。
4か月健診で、体重が増えていないとされて入院した。
以来、管で栄養を補う。特に病気は見つからない。
今は、昼、おかゆやスープを用意し、口から食べる練習を続けながら5時間おきに栄養剤を注入する。
母(29)は「親子でおいしいね、と食卓を囲める日が来るのか。不安でも、相談できる人はいない」と話す。
管を入れる前、何人もの小児科医や保健師に相談した。
「おなかがすいたら飲む」
「機嫌がよければ大丈夫」
との返事しかなかった。
ほとんど泣かず、6時間飲まなくても、何も欲しがらない様子を伝えたが、信じられない様子だった。
もうすぐ3歳の誕生日を迎える埼玉県の男児も、生まれた時から上手に母乳を飲めなかった。
小児科医からは、「吸う力が弱い」などと言われ、管を入れて栄養を補うことになった。
注入の前には、哺乳瓶で母乳を与えた。泣いても吐いても続けた。
小児科医から、「飲ませないと、ラクを覚えて管が抜けにくくなる」「飲めば吸う力がつく」と言われていたからだ。
1歳頃から、同年齢の子どもと遊ぶ場に参加しはじめ、少しずつ食が進み始めた。
まだ食べられる量や種類は少なく、管は抜けないが、母(36)は、
「おやつを食べる友達の姿を楽しそうと感じたのかも。私自身、食事が楽しいと思えず、ストレスがたまっていた」
と振り返る。
昭和大小児科(東京都品川区)教授の田角勝さんの外来には全国から摂食障害の乳幼児と母親が訪れる。
障害と関係する病気がある子どももいれば、病気が見つからない子どももいる。
ただ、ほとんどの親が一人で、様々な食べさせ方を試し、努力を重ねている。
田角さんは、そこに落とし穴があると考える。
努力すればするほど、楽しいはずの食事が、子どもにとって苦痛な訓練の時間になってしまうことだ。
「親が少しでも多く食べさせようとするのは当然ですが、まずは少量でも楽しく食べることが大切です。医療者が、普段の食事の様子をよく聞き、実際に食べるところを確認し、食べる意欲があるかをみていかなければ、解決に向かわない」
と話す。だが、医療者の関心は低く理解も乏しい。
乳幼児の摂食障害の患者家族会「つばめの会」には、
「小児科医らに相談しても『そうですか』で済まされる」「病気があり複数の小児科医の診察を受けるが、食べないことに関しては誰も自分が主治医と思っていない」
といった声が多く寄せられる。
「ちゃんと子どもと向き合っているのか」
と育児放棄を疑われることさえある。
同会代表の山内京子さんは「子どもに関わる医療者は、乳幼児にも摂食障害があると知り、不安や苦しい気持ちに寄り添ってほしい」と訴えている。(中島久美子)
(2015年4月2日 読売新聞)
摂食障害と言うのは、統計がとられていないので数字としては表れていませんが、ある説によると5000人から6000人いるということです。
患者が少ないので医療関係者も関心が持てないのかもしれませんね。
文中の田角勝教授が、摂食障害について、別のサイトで以下のようなお話をしていました。
質問--病気や障害など、体の機能的なことが原因で「食べられない」というのは分かる気がします。
ただ、私が先日お話を聞いたお母さんのお子さんは、小児科医に「悪いところはどこもない」と言われ、体調も問題ないのに、まったく食べようとしない、食べることを頑として拒否するという状態でした。
大人が減量目的に食事を減らすことは分かりますが、乳幼児が「食べることを拒否する」ということがよく分かりません。
それでは栄養が摂れなくて命に危険が及ぶと思うのですが。
田角勝教授---子供によって状況は様々ですが、共通しているのは「食べる意欲が育たなかった」ということです。
親の側に立てばうまく食べさせることができなくて、頑張ったけど食べなかった。
子どもの側に立てば食べる経験が上手にできなくて、食べようとする意欲が育たなかった、育ててもらえなかったということです。
そのような子どもの多くは、ほぼ基礎疾患があります。
基礎疾患に加えて、合併する呼吸障害や循環障害や感染症など全身状態が関わります。
このような全身状態は、私たち大人も同じで、呼吸が苦しく体調が悪いと食べる気にならないということを想像できると思います。
そのような時に無理に食べると、嫌な経験になります。
だから、親の食べさせ方が悪くなくても、体調が悪くなくても空腹でないなど、タイミングが合わなければそうなります。
そのように食べることを「嫌だ」と思った経験を積んでいる子が多いですね。
僕は、コンサルの時にお話していることの一つに
「食事は、栄養補給の場ではなく、コミュニケーションの場です」
というフレーズをよく使います。
まだ、嚥下機能が発達していない乳幼児の場合、食べることも訓練の一つなんですね。
上手に噛み砕いたり、呑み込んだりする機能が未熟です。
そんな時に、
「上手に食べなさい」
「残さず食べなさい」
「食事のときは遊んじゃダメ」
などと、いろいろと言われると食べることを楽しむことが出来なくなってしまいます。
赤ちゃんは、まだ生まれて数か月から一年です。
出来なくて当たり前という気持ちで接してあげて下さいね。
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