こんにちは 柴田です。
ノロウイルスが止まりませんね。
ナースをしているママから、こんな情報を頂きました。
乳幼児は脱水のリスクが高く、水分補給の仕方が重要です。
子供が初めて嘔吐したら誰でもオロオロします。
柴田さんのブログでご紹介頂ければ、病院に行く前に正しい対処ができると思いメールをさせていただきました。
このメールで紹介頂いたのは、ある小児科のhpです。
嘔吐下痢症の対処法は?嘔吐下痢とは?
■嘔吐下痢の症状は?
嘔吐下痢症(ウイルス性腸炎)は病原ウイルスの経口感染です。ですから、口から入ってまず胃で増殖しますが、そのときに嘔吐がみられます。
一定時間(多くは4~8時間)経過すると胃を通り過ぎて小腸~大腸にウイルスが到達してそこでウイルスが増殖し、下痢を引き起こします。
ウイルスが胃からいなくなると吐かなくなると考えていいでしょう。
ということで吐いているときには胃を使わないようにするのが原則となります。
ひどい場合は嘔吐しながら下痢がはじまったりすることもあります。
こういう場合はもっと慎重に対応する必要があります。
■吐いてるときはどうしたらいいの?
嘔吐下痢症は、はじめは嘔吐や腹痛の症状からはじまります。
吐きはじめると立て続けに何回も吐くことが多く、吐く症状はふつう半日程度でおさまります。
吐き気がおさまったころ下痢の症状がはじまります。
下痢の症状は数日続き徐々に改善していき、病気は回復に向かいます。
吐いているときに水分を与えるとさらに吐きますので、吐き気を抑えてあげることが必要です。
吐き気を抑えるには吐き気止めを使います。吐き気止めは坐薬が適しています。
(内服の吐き気止めもありますが、吐いているときは薬を飲んでも吐いてしまいます)
実際には・・・
★ 吐き気の症状が強いときは、まず吐き気止めの坐薬をいれます。
坐薬をいれたら、薬の効果が出るまで約1時間(2~3時間)くらいかかりますので、その間は水分を欲しがっても我慢させてください。(口をしめらせるくらいの少量であればかまいません)
★ 1時間くらいたって吐き気がないようであれば、まず少量の水分を与えてみます。
与え方の基本は“少量を頻回に”です。
吐き気がおさまっているから、水分を欲しがるからといってたくさん飲ませると吐きやすいので注意してください。
飲ませるものは*経口補水液(OS-1)がよいでしょう。
★ 最初は5cc(ティースプーン1杯)から始めて、これを1~5分おきに飲ませて下さい。ただし、あまり嫌がる場合は無理をしないで下さい。
★ 母乳(ミルク)栄養児の場合は、母乳(ミルク)を少しずつ何度も与えて下さい。その場合、無理に*経口補水液(OS-1)に変更する必要はありません。
* 前の薬局におすすめの*経口補水液(OS-1)が売っています。
*経口補水液(OS-1)は、塩分と糖分が適切な割合で混ざった飲料水で、嘔吐下痢により失われた水分と塩分がより速やかに吸収され、脱水を改善します。
ジュースや白湯など塩分の少ないものばかりをのませるとかえって脱水状態が悪化することがあります。
また普通のイオン飲料水も糖分が多すぎて適していませんので注意して下さい。
■吐き気がおさまったあとは?
吐き気の症状がおさまった頃から下痢の症状がはじまります。
下痢症状の程度は様々ですが、下痢がひどく水分補給が追いつかないと徐々に脱水になってきますので注意が必要です。
■母乳は飲ませていいの?
母乳には、感染症に対して抵抗性の成分と腸管粘膜の修復に寄与する成長因子が含まれているので、実際に急性胃腸炎において母乳を与えた群と与えなかった群を比較すると、母乳群で有病期間が有意に短縮されてという疫学データがあります。
少しずつ休み休み与えてください。
■下痢のときの食べ物は? (最新の食事療法)
(最新の食事療法)
現在下痢があるときの食事や水分の取り方の好ましい方法としては、以下のようなものがあげられます。
(1)積極的に経口補液療法を行う(組成が以前のものよりうすくなってきている)。
(2)脱水補正後はすぐにいつも通りの食事を与える(早期に食事を再開する)。
(3)母乳の量の制限やミルクの希釈は必要ない。
(4)不必要な薬物は使用しない。
今までの治療法に慣れてきた身には多少違和感を感じますが、最近の欧米での治療の流れはこのようなもののようです。
日本でもこのような治療法が広まっていくのでしょう。
リンゴやにんじんに含まれるペクチンは、大腸で細菌により発酵分解を受けて短鎖脂肪酸になり、腸壁からの水分の吸収に促進的に働くことが明らかになり、急性胃腸炎時にはむしろ勧められるべき繊維分であることがわかっています。
■こんなときは要注意!
2歳未満の乳幼児は、尿濃縮力が不十分であり、年長児と比べて脱水になりやすいので注意が必要です。
•・泣いても涙がでない
•・目が落ちくぼんでいる
•・唾液がねばっこい
•・顔色が悪い
•・ぐったりして元気がない
•・吐き気止めを使っ嘔吐がつづく
•・緑色の嘔吐がある
•・便に血が混じる
上に当てはまる場合は点滴をした方がよいので病院にかかりましょう。
■お薬に関して
下痢は細菌やウイルス、細菌の出す毒素などが原因で起こることが多いのですが、下痢止めを使って下痢を止めてしまうと、細菌やウイルス、毒素などがからだの中にとどまり、かえって悪化させてしまうこともあります。
とくにからだの小さい小児の場合には、むやみに下痢止めをのませて下痢を止めてしまうことはお勧めできません。以前、処方された大人用の下痢止めをのませるなんてことはもってのほかです。
■その他
下痢でおしりが汚れたままだと、おむつかぶれになりやすくなります。
シャワーや洗面器にぬるめのお湯をためるなどして、おしりをよく洗ってあげましょう。
■嘔吐下痢のあとに下痢が長引く場合があります
下痢が遷延するときは、一過性の二次性乳糖不耐症を併発していることが多いといわれています。
アレルギー素因の強い乳幼児では急性胃腸炎に引き続いて、いわゆる食物過敏性腸症により下痢が遷延することもあります。
くわしくは、こちらのHPを御覧下さい。