発熱や咳、鼻水で受診されるお子さんの多くは、ウイルス感染症で自然に治る病気です
薬を使わずに家での看病で乗り切ることも出来ます
熱が出た時は、水分をしっかり摂り、嫌がらないようなら体を冷やします
脇の下、首、足の付け根など、大きな血管の通る所を直接冷やすのが効果的です
寒気を感じているような時は温かくし、熱が上がりきって逆に暑がる時は、掛け物は薄めにします
熱が続いて重い病気が疑われることもまれにありますので、病状を記録しておくことも大切です
通院で出すお薬は、解熱剤や吐き気止め、痰を切る薬など症状を和らげる薬と、細菌を殺す抗生物質など病気そのものに効く薬があります
例えば、溶連菌という細菌の感染がわかっていれば、抗生物質は治療に必要な薬です
解熱剤は病気に対して効果があるものではないけれど、元気になって食べ物を摂り、回復力をつける点で意味があります
ただ、個人にあった量や小児用があるので、医師が処方したものを使って下さい
「風邪で受診したらお医者さんに『お薬いる?』って聞かれたのよ。いかがですかと効きたいのは私なのに」
といぶかる友人がいました
「それは、『どちらでもいいよ、飲まなくても問題ないよ』ということだよ」と説明したら、納得してくれました
必要最小限の薬にしたいなら、医師にその旨を伝えましょう
必要な薬なら、そう説明の上で処方されます
逆に薬が欲しいといっても、必要なしと説明される場合もあります
(ひだまりクリニック院長 佐山圭子)
※読売新聞「赤ちゃんケア」より転載