次女が生まれて一ヶ月
実家に里帰りしている
夫は仕事を終えると、ほぼ毎日、会いに来てくれる
あと一週間で家に帰ると話していた時、2歳の長女と次女、2人の子育てを心配していた私に夫が言った
「俺はお前のイライラのほうが心配だよ」
ドキッとした
確かに私は妊娠中、相当イライラしていた
靴を履くのもしんどくなるほど大きなお腹と、イヤを連発する長女
感情を抑えきれず、大声で叱ってしまうことが何度もあった
共感して話を聞いてくれていると思っていたけど、そんなふうに感じていたんだ
「家族の太陽は母。おまえなんだから」
と夫
夫は冗談を言ったり私を気遣ったりして、家族を明るくしようとしてくれていた
それなのに私は夫が帰ってきた時、笑顔で迎えてあげた自信がない
休みの日は家族の時間より、自分の時間が欲しいと思っていた
鏡の前に立つと、女であることも忘れていたことに気づく
これからの目標を書いた手帳に
「夫が帰りたくなる家庭」
と付け加えた
「玄関あげる瞬間が一番怖いんだよなあ」
なんて二度と言われないように
静岡県 主婦(33)
※朝日新聞 朝刊「ひととき」より転載
━─━─━─━─━─
お知らせ