おはようございます。
人はなぜ悩むのか?どうして葛藤するのか?
私、しょっちゅう、先のことに対して不安になるタイプなんですね。
で、頭ではわかっていても、今考えてもしょうがない、とわかっていても、どうしてもなかなか切り替えられない、ということがよくあります。
そんな時に、私とパートナーがよく読んでいる「7つの習慣」という本に書いてあったこんな言葉が、目に留まったんです。
私たちに変えられないものを受け入れる心の平穏を与えて下さい。
変えることのできるものを変える勇気を与えて下さい。
そして、変えることのできるものとできないものを見分ける知恵を与えて下さい。
これは、ラインホルド・ニーバーという、アメリカの神学者の言葉です。
第二次大戦時、この言葉を記したカードが兵士たちに配られたそうです。
そして戦後は、アルコール依存患者へのメッセージとして使われることになり、今もアメリカや日本の断酒会ではこのメッセージが、断酒を目指す人にとっての道しるべとして広く使われています。
この言葉でまず、3つの与えて欲しいものが述べられています。
変えられないものを受け入れる心の平穏
変えることのできるものを変える勇気
変えることのできるものとできないものを見分ける知恵
私もそうなんですが、なぜ不安になったり悩んだり、平穏でいられない感情というものが湧くのかというと、それは、「受け入れられない」ということが根本にあると思います。
たとえば、
病気になった
好きな人にふられた
大切な人が亡くなった
仕事で失敗した
景気が悪くなった
というようなことは起こりえることですが、これを「受け入れられない」から、人は苦しむし、悲しむし、悩む。
でも、これらのことを今、変えることができるだろうか?と考えると・・・
すべて起きてしまった過去のことですし、自分ではどうしようもないことばかりですよね。
つまり、自分には「変えられないこと」なんですよね。
変えられないことって、もう起きてしまったことであり、過去の出来事であり、自然災害であり、自分以外の人のこと、のようなことたちです。
とにかく、自分の言動、それによって引き起こされること以外は、私達は変えることができない。
例えば、自分が一生懸命仕事をしたとして、でも、それに対して人がどう評価してくれるかというのは、自分ではコントロールできないものですよね。
また、好きな人がいてどんなにその人のことを好きであっても、自分は相手の気持ちをコントロールすることはできません。
また、起きてしまったことを取り戻すこともできないし、亡くなった人を生き返らせることもできない。
それを変えようと思うから、また、そういう「変えられないこと」が受け入れられないから、人は苦しみ、悲しみ、不安になり、感情に振り回されてしまう。
だから、まず、そういう自分では変えられないことを、「変えられないもの」として受け入れる冷静さが必要なんですね。
そして次に、苦しみを減らすためにできること、それは、変えることができるものを変える勇気を持つことだとこの言葉は言っています。
じゃあ、変えることのできるものって何か?と考えると、これは、「自分」ができるすべてのこと。
どう考えるか?どう行動するか?ということです。
そしてその前にはまず、自分にとって、何が変えられないことで、変えることができるものは何か?ということを切り分けることをする必要があります。
私は、自分が変えられないものは「他人」と「過去」で、変えられるものは、「自分」と「未来」だと思います。
変えられない「他人」と「過去」を変えようとしたり、それらによって起きた事象を受け入れられない状態でいることこそが苦しみのもとなんですよね。
それを「変えられないもの」という認識に変え、そして、じゃあ変えられるものは何か?自分ができることは何か?ということに意識を持って行く。
そうすれば、
他人のせいにしたり
社会のせいにしたり
誰かの悪口を行ったり
起きてしまった過去のことを嘆いたり
悩むことの苦しみから逃れるために何かに逃避したり
という生き方を変えることができる、ということですよね。
そういえば、パートナーが、松田聖子さんが結婚して一時期歌手を休業していた時に出した本を昔読んで今も印象に残っている話があるそうです。
それは、ある時、とあるテレビ番組で自分のことで、事実ではないことをさも事実であるかのように報道されたことがあったそうです(彼女はこういう目にはよく遭っていると思います)。
さすがにそれには腹が立って悔しくて、直近でその局での仕事があったそうなんですが、そのテレビ局に腹が立っていたので「その仕事をしたくない」と事務所に訴えたそうです。
でもそういうわけにはいかない、と、事務所にもいろいろ説得されたそうですが、本人はとにかく一晩考える、と。
そして一旦一人になって考える時間を持ったそうです。
そしてふと、思ったんだそう。
「こんなことに煩わされている場合じゃない。私の仕事は歌手なんだから」
そんなふうに気持ちが切り替わったんだそうです。そして、結局その仕事はきちんとやったと。
要は、「変えられないもの」がそのテレビ局であり、テレビ局により行われた報道(起きてしまったこと)です。
それに腹を立てたり思い悩む暇があったら、自分は歌手なので、歌詞を覚えたり歌の練習をするだけじゃないか、と切り替えた聖子ちゃんってすごいなあと。しかもけっこう若い頃だったと思うんですけどね。
でも、そういうあり方が、今の聖子ちゃんを作っているんじゃないかなと思いますね。
誰に何を言われようと、ぶれることなく、自分を貫いて、自分のすべきこと、したいことに集中してやってきている。
そのためにはやっぱり、
私たちに変えられないものを受け入れる心の平穏
変えることのできるものを変える勇気
そして、変えることのできるものとできないものを見分ける知恵
なんですよね。
これさえ持てるようになれば、悩む時間を減らし、本当にすべきことに集中できる。それによって効率よく、そして心身が健康で自分の人生を生きられる、そう思います。
私もとにかく、この3つを常に頭に持つようにして、何か心が平穏じゃなくなることが起きたら、この3つを意識して、実践して行こうと思っています。
本日もお読みいただきありがとうございました。

