エフ・クラージュ 川崎由美子です。
緊急事態宣言も出され、日々、コロナの影響に右往左往しまくっており、心身もしょっちゅうアップダウンしているわたくしではありますが、長期戦の覚悟はできました。
緊急事態宣言、ふたを開けてみると、中国や欧米が取っているロックダウン(都市封鎖)などと比べると強制力はないということがわかってきました。
中国が取った措置はそれはもう素早くとても強力なものでした。
突然、何の前触れもなく武漢を封鎖してしまい、ドローンによる監視で外出も厳しく規制。
とにかく強権的なやり方で封じ込めを図り、それが功を奏していきました。
中国という国は共産党一党独裁政権で選挙がない国です。
なので、いちいち国会で法案を通したり投票で決めることなく、共産党政権が決めることが国民を統制できる国です。
なので、国民にとってはいろんなことが統制されていたり(ネットもけっこう統制されています)、人権意識がほとんどない代わりに、今回のようなことが起きた時は、とても強制力のある政策がすぐに実施できるのが強みといえます。
一応、中国のような一党独裁ではないシンガポールでもスマホアプリで感染者を追跡したり、世界でいち早く民主主義を取り入れた欧米ですら、今回は罰則付きで外出禁止令を出しています。
韓国も、海外からの帰国者に関しては2週間外出は一切許さない自宅隔離を強制し、その代わりにその間に必要な食糧や生活必需品はすべて支給する、という、いわば、アメとムチを使い分けた政策を行って、感染者増加を食い止めつつあります。
それに比べて我が国。
今回日本は、医療崩壊を防ぐために緊急事態宣言が出されました。
ようやく出た宣言ですが、その中の「外出自粛要請」は、あくまで「要請」であって「禁止」ではありません。
私も最初、これってどうなん?ほんまに効果あるの?欧米みたいにロックダウンした方が早いのでは?と思っていました。
でも、強固な力で封じ込めを図った中国、ロックダウンの政策を取った欧米でも、それが即座に感染拡大を食い止めることになったとは思いません。
どこも結局は医療崩壊をまぬがれませんでした。中国ですら、です。
当初の私のように、強制力が弱い日本のやり方に不満を持ち実効性を疑う声も少なくありません。
でもだからこそ、私は、市民や企業の役割が大切になると思うのです。
日本の民主主義社会が試されている、といっても過言ではありません。
強制力のある措置を取らずに、国民の意識と行動を信じたやり方だからです。
こういうやり方をしている国はほぼ日本だけです。
確かに、感染者は日々増えています。感染者の濃厚接触者が感染して行くので、それはもう仕方がない。
また、意識の低い人の行動が引き起こしているクラスターも少なくないと思います。
それでも、多くの日本人は、なぜ自分が感染してはいけないのか?ということを理解して、外に出ることを自粛したり、人と接触することを自粛することを自ら選んでいます。
企業の多くもこの宣言が出されてからの動きは早いと思います。
私の仕事先でも、できる限りは在宅勤務をできるように、と、予想を超えたスピードで上層部が動き、お客様とも協力し合って、在宅勤務態勢を実現させました。
実は私もここまで素早くことが動くとは想定外でした。
人との接触機会を最低7割、極力8割削減できれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトできるはず、という専門家の試算を現実のものとするため、
すべては、私達がどれだけ外出を控え、接触を減らすことができるか?ということにかかっています。
緩やかで強制力のない「宣言」であっても、民主主義社会に生きる私達は、自分たちの手でコロナ危機に打ち勝てると私は信じたいです。
「強力な統制力を使わないと感染者を減らすことはできない」という中国の前例を覆したい。
民主主義社会に生きる一員としてのプライドをかけて。
早くこんな日が来るといい。
本日もお読みいただきありがとうございました。
エフ・クラージュ
川崎 由美子

