
韓国の特別検察官は旧統一教会のトップ、ハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁の逮捕状をとり、韓国の複数のメディアは、23日未明、ハン総裁が逮捕されたと伝えました。旧統一教会は、「司法手続きに誠実に臨む」とするコメントを出していて、特別検察官は、教団の影響力を拡大するためユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の周辺に近づこうとしたとみて、さらに捜査を進める方針です。
逮捕されたのは、旧統一教会=世界平和統一家庭連合の総裁、ハン・ハクチャ容疑者です。
政府から独立して捜査を行う韓国の特別検察官は、ユン・ソンニョル前大統領のキム・ゴニ(金建希)夫人が、旧統一教会の元幹部から知人を通じて高級ブランドのバッグを受け取ったとされる事件などに、教団トップのハン総裁が関与した疑いがあるとして、先週、ハン総裁の逮捕状を請求しました。
これについて、特別検察官は23日未明、ソウルの地方裁判所による審査の結果、証拠隠滅のおそれがあるなどとして、逮捕状が認められたと明らかにしました。
その後、韓国の複数のメディアは、ハン総裁が逮捕されたと伝えました。
旧統一教会はコメントを出し、「裁判所の判断を謙虚に受け入れる。司法手続きに誠実に臨み、教団が信頼を回復できるよう最善を尽くす」としています。
韓国メディアによりますと、ハン総裁は事件への関与を否定しているということですが、特別検察官は、旧統一教会が教団の影響力を拡大するためユン前大統領の周辺に近づこうとしたとみていて、さらに捜査を進める方針です。
旧統一教会 日本本部「このような事態 誠に遺憾」
ハン・ハクチャ総裁が逮捕されたことについて、旧統一教会=世界平和統一家庭連合の日本本部は「ハン・ハクチャ総裁は9月17日に特別検察に自ら出頭するなど、捜査に真摯(しんし)に協力しておられます。
弁護団は、ハン総裁が83歳の高齢であること、心臓関連の施術を受けて療養が必要であること、さらに逃亡や証拠隠滅の恐れが全くないことを訴えてきました。しかしながら、その主張が認められず、このような事態となったことは誠に遺憾です」とコメントしています。
元信者支援の弁護団「韓国の教団本部も 日本の被害者救済を」
ハン・ハクチャ総裁が逮捕されたことについて、旧統一教会の元信者らの支援にあたっている全国統一教会被害対策弁護団は、「違法な活動の背後にある統一教会の豊富な資金は、日本からの多額の送金が原資となっているとみられており、元々は霊感商法や高額献金により日本の被害者から奪い取ったお金です。
日本の被害者に戻されるべきものであり、韓国において統一教会の身勝手な影響力拡大のために違法に使われていたなどというのは言語道断です。統一教会の日本法人だけでなく、韓国の教団本部も日本の被害者救済のため責任を果たすよう求めます」とする声明を出しました。
船田の関連記事












