いつもありがとうございます。
ハッピーダイエットの船田です。
TBS日曜劇場のVIVANTおもしろかったですね。
当然、日本にも諜報組織があるとは思っていましたが、元自衛隊陸将の解説であれば別班の存在は100%です。今でも国防のために奮闘しているのでしょう。
今回は元自衛隊陸将の福山隆氏による、1人の別班を生きた人生のご紹介です。
これ、そのまま映画かドラマになるくらい興味深いですよ。
以下、本文。
あなたはご存知だろうか…
イギリスのMI6
アメリカのCIA
これらに匹敵する伝説のスパイ組織が
日本の自衛隊に存在すると
言われていることを…
メンバーは全員自衛官の身分を破棄。
時には商社マンに偽装して
中国や北朝鮮で情報収集活動をし、
まるで映画の007さながらの
活躍をしながら、日本を影ながら
守ってくれているという…
その組織の名は…
↓
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***
こんにちは、
ダイレクト出版政経部門の
石田と申します。
最近、「VIVANT」という
陸上自衛隊の秘密組織・別班について
扱ったドラマが人気です。
私も視聴したのですが、
もう頭が沸騰しそうになるぐらい
面白くて一気見してしまいました。
ところで、このような諜報機関は
本当に日本に存在するのでしょうか?
まさかフィクションだろう…
日本にそんな組織があるわけがない…
私は最初そう思っていたのですが…
自衛隊元陸将で
「『別班』を知る立場にあった」と証言する
福山隆先生のこのお話を聞いてから
その考えが180度変わりました。
これからご紹介するのは
ある1人のスパイの人生。
エピソードの一つ一つが
あまりに日本人離れしていて
驚くと思います。
是非お楽しみください。
***
From:福山隆
今回は、伝説の日本人諜報員
阿尾博政さんの話を
したいと思います。
阿尾さんは⼤学を卒業したあと、久留⽶の
陸上⾃衛隊幹部候補⽣学校を卒業して、
空挺団に配置となり
陸上⾃衛隊調査学校の
対⼼理情報課程に⼊校して卒業。
そして陸幕調査第⼆部「別班」に勤務しました。
最初の任務は
ロシアのナホトカ・ハバロフスクの
地図作りの命令を受けました。
シベリア抑留で亡くなった
遺族を弔うため、
ロシアへお墓参りをする日本人に
「⾃分の知⼈が
死んだ地域でもあるから
供養のために写真を
撮ってきてください」と
頼んでいました。
そういう写真
を全部つなぎ合わせて
ロシアの地図を作っていたのです。
この時代、
ネットなんてありませんから
情報一つ得ようとなると⼤変なことです。
その後、自衛隊上層部から
「お前は⾃⽴しろ」
と⾔われて
個⼈の諜報機関
「阿尾機関」を⽴ち上げます。
⾃衛隊の思想動向についての調査を行い、
政治家や役人が共産党などに
取り込まれていないか
調査していたそうです。
その活動をしている中で F 機関の藤原岩市
(※元陸軍中野学校の教官
でありインド独立の英雄)、
⼭本舜勝(※三島由紀夫と交流を深めた
楯の会の指導官)
と陸上自衛隊の調査学校を作って、
三島由紀夫と⼀緒にクーデターを
やろうとしたという
陸上⾃衛隊の将補とも
仲間になったと資料に書いています。
それから、
国民に国を守ることの大切さを
訴えるという宣伝活動
「移動防衛博覧会」を全国で実施します。
3 台ぐらいの⼤きな⾞に
ビデオを搭載して⼤きな町を
巡回するというものです。
阿尾さん肝入りの活動で、
自民党から資金提供してもらおうと
動いていました。
(※資料によると3000万円もらうはずだった)
しかしそこに⽴ちはだかったのが
⽥中⾓栄でした。
その資金提供の計画を角栄に
潰されてしまったのです。
それで彼は田中角栄に恨みを持ちました。
資料にはこの時、
⽥中⾓栄暗殺を計画したと
書かれています。
(※暗殺計画のため、
目白にある角栄の家に
忍び込もうとしたらしいです)
⾃衛隊の諜報関係に
⾏くような⼈は
⾎の気が多いですね。
⽥中⾓栄暗殺計画は
⾃衛隊の中でも調べられたようです。
阿尾博政、
こいつは危ないなと判断されて
「アメリカのCIAがいる
タイに工作活動を
手伝いに⾏ってこい」
と⾔われたそうです。
それで海外出張をすることに
なりました。
それから
タイの⻩⾦の三⾓地帯
(世界中の⿇薬の中⼼産地)に⾏き、
カレン族という少数部族に対して
武器を補給せよと命ぜられました。
(※共産主義勢力に対抗するため、
カレン族に武器を供給することで
対抗馬に仕立て上げようとしたようです)
阿尾さんが現地に行くと、
カレン族とタイは組んでいました。
すると、そこにいたのは
彼らだけではなく、中国共産党との
戦いに敗れ、この地域に逃げ込んだ
国民党軍(台湾軍)の残党がいたのです。
麻薬の利権を支配しつつ、
山岳地帯に住み着いていたというのです。
その台湾軍とタイとカレン族は
共産主義に対抗するということで、
利害関係が一致していたので、
そこに同じく共産主義が憎い
アメリカが加わり、
支援をすることになったらしいです。
アメリカが彼らに武器を供給するから
阿尾、お前はガードマンとして⾏け
というミッションをもらいました。
そして、その任務をこなしながら
カレン族の⼥性 2 ⼈ぐらいと
同棲をしながら恋愛関係を
結んだそうです。
まるで007の⽥舎版ですね。
どこまでが本当かは
わかりませんけれども、
これは真実でしょう。
そのうちに
⽥中⾓栄が⽇中国交正常化をやって、
台湾を切り捨てる
という事件が起こりました。
それに対して阿尾さんは反発します。
⽇本の台湾派は何たることだと
憤慨しました。
「このままではいけない。
台湾にもう⼀つの
我々の気脈を通じるルートを
作らないといけない」ということで、
いわゆる台湾⼯作の⼈間を
派遣することになり、
「阿尾くん、君が⾏きなさい」
と陸上⾃衛隊から
指令を受けて台湾に⾏きました。
それで台湾⼯作を
彼は⾒事に完遂し、
台湾と協力することになるのだけども、
私はミイラ取りがミイラに
なったのではないかと思いました。
資料によると、
彼は台湾寄りの⼈間に
なっています。
諜報員(スパイ)の究極は、
⾃分が何かしようとするところに
気持ちを移⼊させないとできません。
これは日露戦争で活躍した
伝説の諜報員・明⽯元⼆郎が⾔う
「謀略は真なり」というものと、
どこか相通ずるものが
あるような気もします。
⾃衛隊の別班⼈⽣の軌跡というのは、
こういうものであったのだと
思います。

