皆さん、こんにちは。
西洋のフラワーアレンジメントでは、
満開の花々を生けます。
一方、日本の茶席では、つぼみを生けます。
どうしてだと思いますか。
つぼみは、開く前のエネルギーを湛え
これから咲こうとする花のエネルギーを感じさせてくれます。
まだ「陰」の状態なのに、次の「陽」を暗示しているのです。
花は、現象世界ではつぼみなのに
私たち「見手」の心には咲くことができる。
花をのみ 待つらん人に 山里の 雪間の草の 春を見せばや
これは、利休の「詫び」を現わす歌として紹介された藤原家隆の和歌です。
冬は、単なる雪の荒涼たる景色ではなく
その中にも新しい命の息吹を湛えている。
私には、希望の兆しのように思えるのです。
詫びとは、「陰」の中に
次に来る「陽」の兆しを捉える感性かもしれませんね。
私たち人間の中にも、醜さと美しさ、善と悪、大きさと小ささ
冷たさと温かさ、陰と陽の両面があります。
しかもそれら両極は、実は同じものの裏表なのです。
自分の心の冷たさを観るとき
実はそれはあなたの「愛の兆し」であるとしたらどうでしょうか。
もし私たちが、人の「陰」の中に
「陽」を捉えることができたら素晴らしいですね。
今日は、人の「陰」の中に、「陽」を見てみませんか。
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