2019年9月の父の大人向けセミナーが無事終了しました。
9/4(水) 滝川洋二セミナー ”理科教育&大学入試の現状、理科や科学が好きな子の育て方”
9/5(木)滝川洋二セミナー ”AI(人工知能)時代に備える教育”
父は日本では教育関係者の方達向けに話やシンポジウムを開催したりするけれど、こ
ういった保護者の方向けのセミナーはやっていません。
もっと多くの方に聞いて欲しいなぁ、と思う内容が多いのですが、
資料はなんと90ページ以上に及ぶ内容で、全ては話しきれなかったと思います。
特に私がいつももっと知ってもらえれば、と思う点、抜粋してご紹介させて頂きます。
こちらの記事は、”理科教育&大学入試の現状、理科や科学が好きな子の育て方”のセミナーからです。
とにかく予算が無いので自腹をきる先生達

これは、公立の話ですが、理科の消耗品予算は年間僅か
341円/一人=>これで約90時間の理科の授業をやるそうです。
ビーカー一つも買えない値段です。
この為、実験の為に自腹で道具や材料を揃えている先生達がかなり多いそうなのです。
なので、父は過去30年以上に渡って、出来るだけ身近にあるもの、
手に入れやすい材料でできる実験を月に2個ほど開発&紹介し続けてきました。
これってちょっと悲しすぎる数字じゃ無いですか?
日本の教員の仕事は、本当に多岐に渡り、地域の一大イベント的な事までこなしていく事が求められています。
そしてそれを遂行する事ができるだけの能力を持った人達が教職について、学校を、教育を支えているのです。

何か催し物をやるとしたら、案内、会場の設営、パフォーマンス準備、司会進行等も含めて、
業者に依頼したら相当な金額がかかるであろう事を、
子供への教育者という立場を超えて行わなくてはいけないのが先生です。
また、子供が何か問題を起こした時には時間外でも対応に当たるのが当然な世界です。
これを遂行できる人材が全国津々浦々に相当数いる事が、日本の強みでもある訳です。
そして、日本の治安の良さや色々と便利なことは、この教育水準の高さに起因している事も間違いない訳です。

父が伝えたい事は、↑のような安全な社会、便利な社会を保つことに間接的に貢献しているのが教育であること。
教育がこういった日本社会の強みを支えているのだから、もっとそこに予算をかけて、
先生がより大事な職務である子供と向き合う時間を取れるように改革していく事がとっても大事で、
その為には財務省がもっと教育にお金をかけるように変化していかなくてはいけない、という事でした。
これは、本当にその通りだと思います。
先生達が本来の業務により集中できるように、他でできる事は他へ委託できるようにしたり、
不必要なプロセスや業務を大幅にカットする工夫が必要なんでしょうね。
親側も必要以上に先生に負荷をかけずに任せきりにせずに教育に関心を持っていく姿勢も大事かと思います。
母が小学校教師、父が高校教師で育ってきたので、私は先生達の苦労を目の当たりにして育ちました。
なので、絶対に先生にはならないし成れない、と今でも思います。
父はこれから教職に就きたい人が減っていくのが心配、といっていましたが、
そうならないように、こういった現状をより多くの方に知って頂き改善になんとか、
どこかからか繋げていけたらと思います。