そろそろ24時間が立つけれど
あの時の心の震えはいまだ治まらず
想いだしては心が震え、涙が溢れ
どう書いていけばいいのかまだ整理できていない。
でも、とんでもない公演の目撃者として
記録に残そうと、言葉を綴ろうと思う。
代役をやりとげた
れいこちゃん、おだちん、 彩音 星凪 君
素晴らしかった!
15分遅れで始まった1幕。
劇場が暗くなり、始まりのブザーが鳴る。
次の瞬間、時が止まったような静寂が訪れた。
3秒とかそれくらいの短い時間だと思うけれど
神聖なる儀式の幕が開くような程
不思議な空間が生まれた。
新公でルキーニをやったとはいえ
本公演はまた別物であり
代役のおだちんが「エリザベート」の世界に
観客を引き込もうと現れる。
最初こそ台詞回しが少し早いかな?
動きが小さい、芝居が小さくなっているかな?
と感じたけれど、
彼女は舞台上でどんどん進化していった。
2幕では圧巻の演技だった。
れいこちゃんのルキーニが
陰湿な決して知り合いにも声も掛けて欲しくない程の、
性格のいやらしい男であり、
実はサイコパスで本当にヤバイ奴だと思ったが
おだちんルキーニは
なんていうか、年齢的にそう見えるのかもしれないけれど
頭のいいチンピラっぽくって、
陰の中にある色っぽさというか、
ちょいちょいエロティックに見えたのがおもしろかった。
そしてフランツのれいこちゃん
何もかもが完璧にこなしていた。
もちろん、本人比は違うと思うけど。
見た目の麗しさ、軍服の美しさ
皇帝陛下としての育ちがよく現れていた。
マザコンであるけれど
えくぼが現れる程シシィに惹かれてていく様は
観ていて微笑ましくなっていった。
れいこちゃんの凄いのは
もちろん、あれだけの役を完璧にこなした事もあるが
年齢の重ね方と、エリザベートとの向き合い方が
マッチしていてとても自然に時が流れているところ。
とても自然の歳の取り方と
エリザベートとの距離感がいい。
フランツの歌はエリザの中で一番難しいと思っている中で
かなり低い低音も、みやちゃんがファルセットで歌っていた
高音も無理なく出ていた。
彼女の音域の広さにびっくり。
ただ彼女の一生懸命さが息つぎに出ていて、
マイクがその音を拾い
息をつぐ度に聞こえてくるのは
聞いているこちらにも緊張感が伝わってきた。
それが遅れている感じになり、
笹田愛一郎先生とオケがしっかりついていって
フォローしていた。
フィナーレでせり上がりで歌う場面は
少し力が抜け、笑顔も出て歌い上げていた姿に
会場から惜しみない程の拍手が起こった。
一番印象に残っているのが
トートとの最終弁論のシーン
フランツ
「嘘だ!あなたは恐れている
彼女に愛を拒絶されるのを!」
トート
「違う!」
トートに対してとても攻撃的で触発しようとしていて
それに対してのトートの「違う」が
見透かされていることへの怖れが現れていたような
とても大きな渦が動いていた。
そして忘れてはならないのが
革命家たち!!
れんこん君、すっごく頑張っていた。
彩音 星凪君 がシュテファンの代役ということもあり
革命家たちの団結力がね、凄かった。
彼らの革命への熱量は、役が誰であろうと関係ない。
逆に更に熱量がアップし、団結力が強くなった感じ。
それがミルクにも繋がっているし
ありちゃんルドルフとの
関わり方にも大きく反映したのではないだろうか。
実際にありちゃんのルドフル、とてもとーても良かった。
れいこフランツとの対比も素晴らしい。
フィナーレの男役群舞
れいこちゃんが引っ張っていこうとする力強い意志が
大きな力になっていった感じがする。
みなの息遣いが凄かった!
大階段から歌い降りてくる姿にも涙。
おだちんへの拍手は驚く程大きかった。
そして、れいこちゃんへの拍手も
みな、泣きながら、手が痛いくらい拍手していた。
もちろん、私も。
演者が変われば、全ての演者も変わる。
エリザベートも、ゾフィーも全ての演者も
オケもスタッフも本当に素晴らしかった。
ずっとずっと心が揺さぶられ続けて
2幕からはずっと涙が止まらず
終ってからも、ふとした時に溢れそうになり、
我慢しながら、
ソワレの加美乃素の貸切公演に向かいました。
とんでもない公演に立ち会うことができたのは
ラッキーというべきか、よくわからないけれど
チケ難の中、先月、地元のツアーで1回と
昨日のマチソワだけしか観劇予定のない私にとって
驚くべき出来事でもありました。
また
前のりして大阪に泊まってれいこちゃんファンのお友達と
夕食デートをしていた程、余裕があったはずなのに、
少し余裕を持ってホテルを出たはずなのに
乗り換え駅を乗り越して
宝塚駅到着が11時1分!!!
やらかしてしまったー!!(私、時々やらかします)
代役を立てるから少し遅れるかも??
そうだったらいいなーって思いながらも
現実はどんなにもがいても間に合わない。
とんでもない公演となったのを知っているのに
間に合わない私ってーーーーーー!!
と思いながら、荷物をロッカーに預け
早歩きで劇場へ向かうと。
間もなく開演でございます。のアナウンスが聞こえ
もしかして????遅れてる?
おかげさまで15分遅れで始まった公演に間に合い
ちゃんと見届けることができた私って
ある意味、持ってるでしょ??笑
加美乃素のイメージキャラクターに就任したれいこちゃん
その貸切公演で見事代役を演じきったことは
ある意味、凄いなーと思うばかり。
でも、みやちゃんが1日でも早く回復され
舞台に戻られることを節に願っています。
きっと、これまでよりも更に素晴らしい
エリザベートになることと思います。
れいこちゃんもおだちんも
1つも2つもブレイクスルーしたのだからね。
ソワレ加美乃素貸切公演では
1公演をこなした安心感があったのか
おだちんがふっきれた演技を最初から飛ばしていき
みなの芝居にも少しだけ奥行が現れました。
たぶん、一生忘れられない公演となりました。

