2020年秋の結婚式はコロナに負けず順調に執りおこなわれています。

人数の規模こそ縮小しているケースが多いですが、

お二人の情熱とゲストの皆様への配慮とおもてなしは、

ひときわ拡大しているように見受けられます。

それとは反対に、

 

「退化してない?」

「ねえ、よく考えた?」

「え? 大丈夫?」

 

と思うのが結婚式場のコロナ対策です。

 

会場名を書きたいけど書けないもどかしさがありますが、

まあなんとなく想像して下さい。

 

●大阪のアクセスの良い結婚式場

まず結婚式場に入る扉の前で検温と消毒に列を成しています、

会場のスタッフも誰も制御しないのでディスタンスもなにもなかったりします。

その検温と消毒を経てエレベータを上がると、

控え室の前にまた検温と消毒があり渋滞しています。

さらにはチャペル入り口、披露宴会場の前にも検温と消毒があり、

皆様が徹底的に消毒されていました。

時世だから仕方ないですが、

その時間を考慮していないので結婚式の時間が40分遅くなって、

帰りの飛行機に間に合わない人も多数いらっしゃいました。

5分に一回の検温と消毒って必要なのでしょうか?

何でもやれば良いって事ではありません。

 

●東京都内の広い庭がある結婚式場、披露宴入場時は検温をして全員入場。

お酒に弱い方がお酒を飲んで心拍上昇そして体温上昇、

トイレに行って帰ってくる際の検温で38度を検出。

それ以降は披露宴会場には入れさせてもらえず、

別室で隔離でひとりぼっちの披露宴という形に。

 

●東京都内の緑豊かな専門結婚式場、

茶色い消毒力が高いヨード剤の石鹸をトイレに配置しているのですが、

ボトルの形状からか石鹸も勢いが強く、男性だとスーツの袖につくのはもちろん、

ワイシャツやネクタイにまで飛び散って、ヨード剤だから乾いたら最後でどんなに選択しても落ちません。

石鹸を使用した99%のゲストは茶色いシミがついています。

消毒をとるかYシャツを捨てるかという究極の選択です。

 

これらのものも疑問なのですが、さらに疑問なものが結婚式に増えてきました。

それは披露宴のテーブルでゲストとゲストの間にあるアクリル板です。

 

最近、披露宴会場の円卓に対角線上にアクリル板を付けて、

隣の人との間仕切りを作っている会場が多くなってきています。

隣の人との間には常にアクリル板がある形ですね。

 

けれども、

マスクをしてアクリル板があると声はかき消されて読唇も出来なく、

何を言っているのかわからないことが多いので、

首をひょこっと出したり、立ってアクリル板を介さず話していたり、

対角線でアクリル板が設置しているので、真っ正面の人とはアクリル板がなく、

左右のアクリル効果でなんだか新しいお見合いみたいな形になります。

 

そんな形で、結婚式のアクリル板は全く意味を成していないことの方が多いです。

 

テレビでよく見るような、

刑務所の面会みたいに穴が開いていたりすればいいのにと思いましたが、

それでは意味を成さないので根本的に必要あるのかなというアクリル板。

結婚式でのアクリル板って、本当に理にかなった感染症対策になのでしょうか?

 

口元を多うマウスシールドもマスクよりウイルスを防御できませんし、

発するウイルスを留め置く効果も薄いのが実証されています。

そんなマウスシールド同様、アクリル板は直接的な飛沫防止には有効ですが、

マスクがただの通行手形になっているように、

結婚式の場合アクリル板を介して話している人が少ない現状で、

本当に有用な感染予防策なのか疑問しかありません。

 

結婚式のアクリル板はただの「そこにある安心感」だけなのではないでしょうか?

 

アクリル板によるデメリットも多いです。

アクリル板があることにより、閉鎖的なイメージになりますし、

せっかくの非日常のお祝いムードの結婚式で、

披露宴会場に入ってアクリル板だらけだったら、

「そういえばコロナ禍だったよね」という日常に心が傾いていってしまいます。

 

アクリル板がありとなしでどう違うのかも検証されていませんので、

何とも言えないところですが会場としてはアクリル板を、

「ぜひ入れましょう」と強くセールスされることが多いようです。

 

万が一の安心安全のために偉いなと感心していたのですが、

結婚式場が積極的になる事には裏があることがほとんどなので、

色々な会場で綿密に調べたところ、

 

このアクリル板って有料みたいです

 

聞くところによるとこのアクリルはオプションでそこそこの価格がするようです。

見積もりに「アクリル板使用料」「感染症対策費」とは乗っていなくても、

こっそり全体を単価アップしたり、他の項目に乗っかっているようです。
アクリル板はコロナ感染症対策とは名ばかりの、

結婚式場の単価アップのためのアイテムなのかもしれません。

 

まだ社会がそして結婚式場側が慣れていないというのもありますが、

少し考えればわかりそうな事や配慮が全く出来ていないと僕は思います。

アクリル板のような形ばかりのパフォーマンスの対策、

部屋を往来する度に検温という謎の検問制度。

コロナウイルス目線でもお客様目線で考えていないのかなと感じます。

 

もう少し経てばしっかりした感染対策や、

スタッフの立ち振る舞いなどがしっかりしてくると思うのですが、

今現在の結婚式場の感染症対策は、歴史でいえばまだまだ弥生時代、

人類がようやく道具を使えるようになったレベルと同じくらいですかね。

 

(掲載すべての写真と本文は一切関係ありません)

 

 

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