27. 不幸中の幸い(Blessings in Disguise)万事塞翁が馬

悲しみ、絶望、怒り、希望のなさ、不安、苦悩、惨めさ――

これらの唯一の問題は、あなたがそれらを取り除こうとしてしまうことです。

それこそが、ただ一つの障害なのです。


それらと共に生きていかなければなりません。

ただ逃げることはできません。

それらは、人生が統合され成長していくためのまさにその状況なのです。

それらは人生からの挑戦です。

受け入れなさい。

それらは姿を変えた祝福なのです。


有名な道教の話があります……


ある男がとても美しい馬を持っていました。

その馬は非常に珍しいもので、皇帝でさえ「どんな値段でもいいから売ってほしい」と頼んできました。

しかし男は断りました。


ある朝、その馬が盗まれているのが見つかりました。

村中の人が同情しに集まり、こう言いました。

「なんて不幸なんだ!あんなに大金を払うと言われていたのに。あなたは頑固で愚かだった。今では馬も盗まれてしまった。」


しかし老人は笑って言いました。

「馬鹿なことを言うな。ただ『馬が馬小屋にいなくなった』と言えばいい。未来が来れば、そのとき分かる。」


すると十五日後、その馬が戻ってきました。

しかも一頭だけではありません。

森から十二頭の野生の馬を連れて帰ってきたのです。


村人たちは再び集まり、言いました。

「老人は正しかった!馬は戻ってきたし、さらに十二頭も美しい馬を連れてきた。これで望むだけお金を稼げる。」


彼らは男のところへ行き、こう言いました。

「申し訳ない。私たちは未来や神のやり方を理解できなかった。でもあなたはすごい!未来を少し見通していたのですね。」


老人は言いました。

「馬鹿なことを言うな。私が今知っているのは、馬が十二頭の馬を連れて帰ってきたということだけだ。明日何が起こるかは、誰にも分からない。」


そして翌日、老人の一人息子が新しい馬を慣らそうとして落馬し、両脚を折ってしまいました。

町の人々はまた集まり、こう言いました。

「やはり分からないものだ。あなたの言う通りだった。これは災いだったのだ。馬は戻ってこない方がよかった。今では息子さんは一生不自由な体になってしまう。」


老人は言いました。

「先走るな。ただ何が起こるか待ちなさい。『息子が脚を折った』――それだけを言えばいい。」


それから十五日後、国が戦争に向かうことになり、町の若者たちは政府によって強制的に連れて行かれました。

この老人の息子だけが残りました。役に立たない体だったからです。


人々は再び集まり、こう言いました。

「私たちの息子たちは連れて行かれてしまった!あなたには息子がいるじゃないか。たとえ不自由でも、ここにいる。私たちの息子たちは敵より弱い軍隊に送られ、きっと殺されてしまう。老後に私たちを世話してくれる者はいなくなる。でもあなたには息子がいる。もしかしたら治るかもしれない。」


しかし老人は言いました。

「ただこう言えばいい――あなたたちの息子は政府に連れて行かれた。私の息子は残った。それだけだ。結論はまだ出ていない。」


ただ事実だけを言いなさい。

それを災いだとか祝福だとか考えてはいけない。

解釈してはいけない。


そうすれば突然、

すべてが美しいものだと分かるでしょう。