ダージリンの茶園や、茶園の家族をフォローしているラーマクリシュナミッション | おいしいインド紅茶コンパスです。COMPASS TEA LIFE & STYLE (おいしいインド紅茶が人気のコンパスのブログです)

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代表 上野理絵です。


インドは、まだロックダウン中の中、
コルカタでは超大型サイクロンによる被害…
これからの順調な復興と、皆様方の安全とご健康を心より祈るばかりです。

(文末に、今日の状況を載せてあります)

 


祈りを込めて、インド紅茶を飲みたいと思います。











先日、ダージリンの行きつけのお店のブログを書きましたが、そのダージリンにも、私たちが紅茶と出会うきっけとなった、ラーマクリシュナミッションがあります。



ラーマクリシュナミッションは、インド最大の僧団(お寺)で、ボランティア団体です。





ここのダージリンのラーマクリシュナミッションのトップのお坊さんは、

日本のラーマクリシュナミッション(日本ヴェーダーンタ協会)のマハーラージ(僧侶)の生徒さんだった方だそうです。




日本在住の、スワーミー・メダサーナンダジは、
ラーマクリシュナミッション経営の大学の学長でいらした方です。
(スワーミーとは、お坊さんに対する敬称です。)




真ん中のオレンジの僧衣の方が、ここダージリンのラーマクリシュナミッションの責任者であるトップのマハーラージ(僧侶)です。


毎年、お会いしに、ご挨拶にうかがいます。






もともと、このお寺は(ここはお寺というより施設という方が適切でしょう)、

インドで、カーストの隔てなく、すべての女性に教育の機会が与えられるようにと、コルカタに女学校を設立したことで有名な、
アイルランド人のシスター・ニヴェディータの、最期の住処となった建物です。





このシスター・ニヴェディータは、
インドのヒーローであり、ラーマクリシュナミッションを創設したスワーミー・ヴィヴェーカーナンダの弟子となった女性でもあります。



スワーミー・ヴィヴェーカーナンダのことは、またブログでいつかご紹介しますが、

インドのあちらこちらに銅像がたっていますし、

ヴィヴェーカーナンダロックという、観光名所もあるほど、

インド、ならびに世界中の宗教者たちから一目おかれていた人物です。



真ん中が、ラーマクリシュナミッションを創設した頃のスワーミー・ヴィヴェーカーナンダ。









話を元に戻します。


この女性、シスター・ニヴェディータは、
タゴールはもちろん、岡倉天心とも親交がありました。










ただ、彼女の没後、この建物が廃墟となっているのを、インド政府が見かねて、
シスター・ニヴェディータの意志を継いで
何か教育と文化の向上ためにここを使えないだろうか?と検討した結果、
インド政府はここをラーマクリシュナミッションに委託をしました。





そこから、改修工事を経て、
ここはダージリンでも有名な素晴らしい文化教育施設となりました。









ここには、文化教育のためのプログラムもありますが、
それ以外に、ダージリンの茶園のフォローもしています。

この子供たちは、茶園や茶園関係者の子供たちです。
昼間は預かっています。

ここで日本で言う学童保育のようなことをしています。






保育園児のような子供もたくさんいます。





朝、まず起きたら、親がここへ子供を連れて来ます。
そして、ここで朝ごはんを食べさせて、学校へ行かせます。


学校が終わると子供たちはここへ帰って来ます。
ここで、宿題をやったり、
お坊さんによる課外授業を受けたり、スポーツをしたり、読書をしたり…と、ここで過ごします。


そして、夕飯をここで食べて、そして、親が迎えに来て、家に帰ります。



平日は茶園関係者を助けるために、このようにこのお寺がボランティアをしています。

子供は100人くらい預かっているそうです。

そして、使用人ももちろんいます。





ここを卒業して高校生くらいになったら、
自分たちがここでボランティアをしています。






そして、ここの僧侶は、子供たちに本当に好かれていて、みんながこんな感じでお坊さんを見つけると抱きついて来ます。




そして、このお坊さんも、子供たち一人一人の話を、愛情いっぱいに、真剣に聞いてあげ、冗談を言い、良きお父さんのような感じで接しています。





素晴らしい、愛があふれる、愛でいっぱいの場所です。
見ているだけでも、心が温かくなります。






そしてこのお坊さんも、この○○ちゃんはね、ダンスがすごく得意なんだよ!とか、







この○○ちゃんはね、歌がすごく上手なんだよ、とか、私に説明をしてくれます。
そうすると、はにかんでいた子供たちが、本当に嬉しそうな表情になります。







この子のお母さんは茶摘みをしているから、いつもいいお茶を私にくれるんだよ!と説明してくださったので、


私も、

「あなたがたのお母さんが摘んでくださったお茶の葉は、日本では大人気で、日本のみんながいつも喜んで飲んでいます!ありがとう!」


そんな話をここでしました。










特別に、お坊さんのお部屋のテラスに案内していただきましたが、ここからは、ダージリンが一望でき、
ヒマラヤ山脈が見えます。









この僧侶のもう一つのお仕事は、茶園の家族への日用品の配布です。







インドティーボード(インド政府紅茶局)では、
茶園の家族には、


年間に靴を何足あげなければならない、
傘を何本あげなければいけない、
布団を何年に1回あげなければいけない、


などを茶園のオーナー会社に義務付けています。





ここダージリンのラーマクリシュナミッションには、

靴会社、傘会社から新品の商品が寄付で寄せられるので、

毎年靴を家族の分お届けしたり、
傘を配布したり…

ということも、このお坊さん自らしていらっしゃるのです。





なので、毎年、日本で言う町内簿のようなものがあって、

見せていただきましたが、


すべての家のリストと、毎年子供たちの靴のサイズを聞いてまわり、


そのサイズの靴を配布しているのです。




ダージリンの茶園とこのお寺はそのようにつながっているので、

私たちコンパスが、茶園のオーナーたちと繋がらせていただけるのもこのお寺のおかげもあります。










ダージリンの街の中央に位置する、
ダージリンティーアソシエーション(ダージリン紅茶協会)のトップのムケルジーさんをご紹介してくださったのも、このお坊さんです。











ムケルジーさんは、ラーマクリシュナミッションの学校の卒業生だから、と、
ある時、私の目の前でムケルジーさんに電話をしてくださり、それから、ダージリン紅茶協会へ毎年うかがうようになりました。













帰りにはいつも静かに瞑想してからダージリンの街に戻ります。










不思議なご縁で、お茶関係と繋がっていることも、私たちコンパスの今世のお役目なのでしょう…。








<コルカタのサイクロンによる被害状況>

ナムリン茶園オーナー会社社長のプラティーク・ポッダー氏より。

彼ら自身の身は安全でしたが
街は多くの被害があり、木がたくさん倒れていて、道路が完全にきれいになるには、7〜10日かかるようです。

また、多くの地域で、電気が通っていないそうです。



以上、昨日の続きの報告でした。