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カートン販売を自粛させていただきます
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こんな但し書きをコンビニで見かけたりします。
「本当に申し訳ないけれど」「ご理解ください」という気持ちから、冒頭のような書き方になるのも無理はありません。
今回の記事では、言葉の役割を考えながら、適切な表現を探ることにします。
●「させていただく」は多用されている表現ですが、本来は「相手の許しを得て、そうさせてもらう」という意味です。
1つめ。
愛煙家の方で、「させていただく」の意味を知っている方は
「え~、許可してないよぉ。売ってよ」と思うかもしれません。
2つめ。
「自粛」とは、自らすすんで、行いや態度を慎むことです。
つまり、誰かの許可を得るものではないのです。
「自粛」と「させていただいております」は、手をつなげない・・・
いえ、分かります、分かります。
書いた方のお気持ちは。
けれど「させていただく」で何でも片付けてしまうと
言葉の力が発達しないのではとも思います。
確かに、言葉は日々変容している。
けれど、なるべく本来の用法で使うように努めたいと私は思っています。
美しい言葉は、日本人の宝物だと思っているから。
では、どうすれば・・・
「させていただきます」を多用しない工夫として、
「ほどよい敬語」では2ステップのアプローチをお勧めします。
1st ステップ
「『いたします』は立派な敬語」と考える。
「自粛いたします」。
これで、十分です。
え?なんだか落ち着かない?
日本人は本当に丁寧ですから、
どうしても「申し訳ない。分かってください。理解してください」というニュアンスをつけくわえたいのですね。だから、許可は得ていないけれど、許可を得た時使う表現を使ってしまうのかもしれませんね。分からないでもありません。
そこで!
2nd ステップ
だったら、その気持ちをストレートに加えると良いでしょう。
「自粛いたします。ご理解のほどよろしくお願いいたします」。
「~いたします」だけで気が済まない場合には、
以下を加えると落ち着くのでは?
「ご理解のほどよろしくお願いいたします」
「ご理解ください」
「ご了承ください」
「ご承知おきください」
ここまで来ると、正しい・正しくないのレベルではなく
気持ちの問題ですね。
心配性のあなたに、おすすめの表現です。
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