福岡伸一先生の本を読むのは3冊目ですが、益々生命はよくできているの
だなぁと感嘆します。
バイオテクノロジーの発達は目覚ましいもので、ヒトの細胞で働いている
遺伝子の数が約2万であることを証明した、と。
では、その2万のパーツ(部品)を試験管の中で混ぜ合わせれば、生命が
誕生するのではなく、時間の関与が大変重要なカギである、と。
「…タイミングとパーツは時間に沿って組織化され、それぞれの時点で何が
どのように起きるかはたった1回限りの現象であり、不可逆なものである。
これを無理矢理ほどいて再プログラミングしようとしているのが、クローン技術
であり、ES細胞技術である。
時間に対して作用を及ぼせば、私たちはその分のツケをどこかで払わねば
ならないことになるだろう。それが動的平衡というもののふるまいだから。」
この「たった1回限りの現象であり、不可逆なものである」とは、そのまま
人生についても言えることです。
生命と時間、そして人生がシンクロしているということですね。
その生命とは、人間の命だけでなく、地球も植物も動物も…。
昔何度も読んだ「ゾウの時間ネズミの時間」(本川達雄著)を思い出しました。
敵がいなくなると、身体はどんどん大きくなっていき、今や人間は他の
生き物に食べられてしまう程の危険はなく、むしろその食事や生活に使う
エネルギー(石油や石炭など)消費は、ゾウクラスであると書かれています。
ゾウのように巨大化してしまった人間。
もっともっと地球に優しく、食事として頂いている命に感謝しないと![]()
今日の鮎川義塾で聞いたブータン王国の話。
樹木はすべて国有で、庭の木を切るにも国の許可が必要。
国土の60%を森林にすることを設定し、環境破壊の産業は禁止。
国民の幸せ実感度は90%を超えるらしいです。
より便利で豊かな(と思える)生活を追及していって、ゆとりがあるはずの
現代には、本当の豊かさや時間がなくなってしまっているのかも![]()
