毎度毎度「ブルー」の色の話で恐縮です![]()
今日新橋演舞場で「東をどり」を観てきましたもので、ついつい…。
新橋演舞場会長のご挨拶には、「東をどりは新橋芸妓の日頃の修練の成果を
発表する会…花柳界独自の伝統芸能の継承と創造という趣旨」とあります。
大正14年に始まり、今回は85回目となるそうです。
新橋は現代ではサラリーマンのおじさんが多く生息し、ほろ酔い気分で街頭
インタビューに答える姿で有名ですが、実は江戸末期から続く芸者さんのいる
町でもあるのです。
そして、「新橋色」は、この写真の「東をどり」と書かれた箱の地色。
日本画の顔料の一種で美人画の衣装に好んで使われ、明治中頃新橋の
芸者さんの間で流行し(流行色)、着物の柄の一部や小物などに競って用いられ、
「新橋色」と名づけられたものです。この色は、輸入された合成染料で染められ
当時としては鮮やかな浅葱系の色だったために、人気が出たと言われています。
故伊丹十三監督作品「あげまん」(1990年)のヒロイン・ナヨコ(芸者さんの役)の
着物の中に新橋色のものがありました。そのシーンのナヨコは凛とした感じだった
覚えがあります。
「新橋色」はターコーズブルーと似た色です。ところ変われば、色名や由来も
変わります。そして時代が変われば流行色も変わります。
流行色のことは、次の機会にお話しましょう![]()
