「誕生色(*)」とは、
生まれた季節にふさわしい和の色。
3月の誕生色は、
「夢宵桜(ゆめよいざくら)」
~春のおぼろにうかぶ山桜の可憐な薄桃(ピンク) ~
ご縁あって読んでいただいている
3月生まれの方に、誕生色の言葉を
借りて、色からの連想を贈ります。
現代は、桜といえばソメイヨシノ。
新葉に先立ち、花が咲きますよね。
古歌に詠まれた山桜は、花と新葉が
同時に開き、その葉や新芽は主に
赤褐色だそうです。
山一面に咲く白に近い淡い色の花と
その間に隠れ見える赤い新葉。
遠景で愛でれば、2色が入り交じり
薄桃色に見えたのでしょうね…。
――――――――――◆◇◆――――――――
私のイメージする
「夢宵桜(ゆめよいざくら)」は…
◆巡り巡って思い出される記憶の色
◆時の経過を一瞬止める楚々とした色
◆夢に繋がれたまま覚めない幻想の色
――――――――――◆◇◆――――――――
今は、夜桜といえばライトアップ。
昔は、おぼろ月夜の月明かり。
満開の山桜は、闇の中でも春霞の
月明かりに照らされ、ほのかに
花明かりを灯していたのでしょう…。
桜だけが浮かび上がるのではなく、
桜を包む景色全体をぼんやりと…。
白い花と赤い葉芽が交える薄桃。
月明かりと花明かりが奏でる薄桃。
昼も夜も、有るか無きかの薄桃色に
包まれる…
「夢宵桜」からは、そんな優しくて
淡い色合いが伝わってきます。
みなさんなら、どんな色や言葉に
なるのかな…?
3月生まれの方、おめでとうございます。
素敵な色に染まる1年をお過ごしくださいね。
(*)『誕生色』とは
新潟県の十日町織物工業協同組合が
1981年に制定した12ケ月の季節の色。
他の誕生月の色はこちらへ。
「夢宵桜」のイメージを配色で表現してみました。![]()



