序章
私の父はサルトルの友人で、
パリ時代からいろんな話しを語り合ったそう。
誰にも通訳したという話はしなかったし、父親の書斎に膨大なサルトルからのメッセージ入りの本があるが、それについて、私以外にその価値すら感じるものはいない。
サルトルの哲学は、小さい頃から身体にたたきこまれている。
そして、父は、教育方針がとても自由人で、
夏になると、学校はお休みして、
田舎ですごし、川でおよいだり、田んぼの中をあるいたり、してすごす。
プールだけは、田舎の小学校のプールをかりて、時々田舎の小学校のこともたちと遊ぶ。水着はもってなかったので、短パンをはいて、男の子のふりをしてプールにはいっちゃう。
幼稚園は、朝の出席スタンプが終わった頃に、
父が迎えに来て、二人で島に魚釣りに行く。
異端児は異端児らしく、するすると隙間をぬけて遊ぶ。用事の時は
こんな自由な楽園にいました。