小鼓、打ってみました。

力強くたたけば、大きい音が出るってわけじゃなかったです。

ドラマで野際陽子が怒りに任せて叩くっていうのは、

嘘です。

 

 

このお写真の飯冨 孔明先生も素敵ですが、

小鼓は、実に美しい楽器でした。

 

 

 

うっとり。

 

この木の道具は、小鼓の胴です。

作ることのできる職人がいなくなったのだそうです。

 

・・・ということで、

6年前に飯冨先生のワークショップに参加した時は、

「それ、綱吉の頃のものだから。」

に震えたことを思い出しました。

 

新しく作れないんですから、

江戸時代のものを大事に使います。

 

それが、

 

 

いないはずの職人が、小鼓奏者の2人の巨匠の協力で、

15年がかりで復活したそうです。

 

 

もう終わってしまいましたが、

ここのオーナーが、この人ならと口説いて、

小鼓の胴を復活させたそうです。

 

行って見てきましたが、

鳴らない胴はひとつもないそうです。

 

将軍様の前での演奏の際に、

いい音の出た小鼓は、ご所望ということもあったのですが、

小鼓はそんなに簡単な楽器ではありませんので、
お渡ししてしまったのでは明日から商売あがったりです。

そこでスペアを持参して演奏に臨んだとか。

「お土産❤」

と言って大奥に持ち込むと、

「鳴らない鼓が来ましたよ。」

と、陰口をたたかれていたそうです。

 

 

この状態で長く置くとカビが生えるので、

分解して保管する必要があるそうです。

 

先生、実に涼しい顔でささっと組み立てて、

分解してました。

 

6月の歌舞伎座で話題になった

「傾城反魂香」の

「ちゃと貸して下され。」で師匠の家の小鼓を打つ

という場面は、実際には難しいようです。

 

能楽堂や歌舞伎座で遠巻きに見ていた

楽器に触れたり、

いろんなことを教わるのは、

いい時間でした。

参加者の誰よりも私が楽しんでいました。

 

残り、あと2回です。

 

 

8月のテーマは、能です。

8月12日 18:00~20:00

 

終了しました。