2月は、なぜかフェルメールづいていました。

渋谷 は大変話題になっているので、前売り券を財布に入れて

お守りのように持ち歩き、渋谷経由で帰れる日を狙って

見に行きました。


が、銀座 で再会するとは思っていませんでした。

銀座に展示されているのは、re-create作品で、

「画像素材を、最新技術により、350年前の色彩を

求めて美しく再創作」したものです。


この当時の絵画は、物語性を重視する傾向があったそうで、

鑑賞には多少の知識と緊張と想像が求められます。

楽器は調和を表すので、画面に出ている人物達は

仲がいいとか、家庭は円満ですねとか、いい恋をしていますね

ということを察するのだそうです。

落ち着いて手紙を書いてるように見えるご婦人の

足元に、封をするための蝋や文具が転がっているので、

「書き始める前に、何かあったのですか?」ということを

見る側が想像する・・・などなど。

鑑賞の際には、音声ガイド必須です。


かねてから、治療にも物語性は重視してもいいのではないか

と思っていました。

特に、薬で十分な改善の得られないケース。

いつまでも痛いとか、

不安で仕方がないとか、

薬をどんなに変えても眠れないとか・・・。

末端の神経伝達物質をいじるだけで改善しないのは、

その分泌を過剰に促す原因になっている精神状態に

対するアプローチが十分ではないからと考えていますが、

薬だけでは難しいところです。


「その症状が始まった頃、何かありましたか?」

で、その部分にアクセスできることもありますが、

そうしたきっかけになる出来事のないケースも多いです。

そんな時、長年にわたって培われてきた性質、

繰り返し陥るパターンについて把握する必要があるのですが、

その人の物語を知る作業です。


自分の口で語りながら、自分の物語への理解が深まる時、

そこをきっかけにご本人の緊張が緩和されるようです。

緊張が緩和されれば、交感神経優位のまま保たれてきた体は、

リラックスすることを思い出します。

自分のパターンに気づけば、今度は違うやり方にしてみようと

自分で考えますので、その動きにこちらはついて行きます。


ホメオパシーの個人セッションで、初回は2時間時間をとるのは、

物語に耳を傾け、整理し、理解するためです。