なぜ怒りが二次感情なのか? | 悩みの根源を成仏させる地に足着いた心理学。

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こんにちは。高橋ゆりこです。

 

宇宙の法則&ブロック解消(UMI)カウンセラーコース7期受講中のSちゃんから、

 

「何故、怒りは二次感情なのか?」

 

というご質問を頂きました。

 

シェアのご快諾を頂いたので、紹介しますね。

 

なぜ怒りが第二感情なのか?
「怒り」は「嬉しい」や「悲しい」と同じように感情じゃないのでしょうか?

「怒り」が感情であるとして、「怒りが第一感情」になることってないのでしょうか?

 

 

まずは、一次感情と二次感情の定義について。

 

 

一次感情:自分が本当に感じてる感情
二次感情:一次感情を感じたことによって発生する感情

 


「不安」「苦しい」「痛い」「疲れた」「寂しい」「虚しい」「悲しい」「悔しい」など。

 

これら一次感情のコップが一杯になっている(精神的に余裕がない)と「怒り」の導火線が短くなります。

 

 

 

例えば、

 

「子どもがお茶をこぼした」という同じ失敗なのに、許せる時と怒ってしまう時がありませんか?

 

 

許せるか怒ってしまうかの違いは、精神的余裕があるか否か。


「怒り」の発生・頻度・速度・度合いは、他の感情の状態に大きく左右されるのです。

 

 

これが、怒りが二次感情と言われている所以ではないかな?と個人的には思います。


怒り以外の感情で、他の感情の状態に発生状態が左右される感情は、他に見当たりません。

(もしあったら、教えて下さい)


では、「怒り」はどんなメカニズムで発生するのか?

 



「怒り」は、自分が物理的・精神的・社会的に攻撃されたと感じている状態です。
 

目の前の脅威に対して攻撃や威嚇をすることで自分を守ろうとするための感情なのです。
 

    
「怒り」は、実際に自分に起こる出来事以外でも感じます。
 

ニュースを見てて、「これは間違っている」と感じて腹が立つこと、ありますよね。

 

 

「~するべきだ」という自分の価値観から外れたことに対しても、人は怒りを感じるのです。



これは、怒りには他の感情と違って目的があるからなんですね。

 

ここも怒りが二次感情と言われる所以かな、と思います。
 

他の感情には目的があるものって見当たらないから。

 

アドラー心理学では、怒りの目的は、4つあると言われています。
 

権利擁護:
誰かに自分の権利・立場を奪われそうになったとき

支配:
相手を自分の思いどおりに動かしたいとき

主導権争い:
交渉などで相手よりも優位に立ちたいとき

正義感の発揮:
正しい(と自分が思っている)ことを教えてやりたいとき

 

怒りを感じたときに、

 

「どの目的で怒りを発動させたのか?」を見つめてみると、

 

一次感情が見つけにくい場合も見つけやすくなります。

 
よく出てくる分かりやすい怒りの例で説明してみますね。


 
お母さんが子供が帰ってくるのが遅くて心配しています。

ようやく子供が帰ってきた。
 

 

そんなときお母さんは、

 

「何やってたの?どこ行ってたの?いい加減にしなさい!!」

 

と怒ります。
 
 

この場合、

一次感情→恐れ、不安
二次感情→怒り
 
ですね。

 

 

子どもの行動によって強い恐れや不安を感じさせられ、心の平穏を奪われた(精神的攻撃を受けた)と感じて怒りを感じます。

 


あなたのせいで、怖かった!苦しかった!って、怒りをぶつけてる状態ですね。

 

 

この時ぶつける怒りの度合いは、心配や不安がどのくらい貯まっていたか?の度合いに比例します。


さらに、「怒りをぶつける」という手段は、

「怒りで子どもを攻撃」して、

 

子どもに母親が心配する行動を二度とさせないようにする

(自分の思い通りに動かしたい)

 

という目的があります。
 

 

このように、

 

「怒り」は他の感情の貯まり具合によって変化するし、「怒りをぶつける」ことには目的があるんですね。

 

 
ちなみに

一次感情→二次感情(怒り)

 

という変化は一瞬で起こります。

 

 

しかも、このパターンは、ひとりひとり違います。

 

 

なので、

 

「どうして怒りが湧いたのか?」は、本人が分析しないと分かりません。


この変化のパターンは、過去のパターン(ブロック)に影響されていることがとても多いからです。
 

 

例えば、

 

夫が、夕食の最中に、冷蔵庫を開けて何かを探している。

 

という夫の行動を見たとき、かつての私は、

 

「私の作ったご飯じゃ満足できないのね!

 せっかく作ってあげてるのに!

 他に食べるものを探すなんて失礼!許せない!!!」

 

と、夫に激ムカついていました(笑)

 

 

でも、夫が夕飯の最中に冷蔵庫を開けても、別に何とも思わない人も沢山いますよね。

(今現在は、私も何とも思いません)

 

 

当時の私が、そういう夫に激ムカついていた理由は、

 

「私は認めてもらえない」

 

というブロックを私が持っていて、そこが刺激されたから。

 

 

「私が作ったご飯では、夫は満足してくれないのだ。」

 

と勝手に解釈して受け取ったから。



でも真実は?

 

 

ただ単に、ちょっとご飯に載せるもの(岩のりとかキムチとか納豆とか)が欲しかっただけ。

 

おかずに満足していなかったわけじゃない。

 

むしろ、満足しているおかずに更にプラスαして、もっと幸せになりたかっただけ。

 

 

激ムカつかれてた夫さん、とばっちり~(笑)

(今はムカつきませんよ しつこい 笑)

 

 

というわけで、

 

一次感情→二次感情(怒り)

 

という変化は、人によって違うのです。

 

 

感じている本人が、心を探って自分で一次感情を見つけるしかない。


 

この回答を、Sちゃんにお伝えしたところ、Sちゃんから、更にご質問を頂きました。

 

ゆりこさん、詳しい解説ありがとうございます。

何回も読み返して自分なりに理解してみました。
私の理解力が悪いので質問&確認させてください

「怒りだけが目的がある」について
①~④の目的はすべて相手ありきなので、
怒りのみが感情をぶつける相手(対象)があるということなのかなーと思いました。

何かしら自分の中で溢れそうな不快な感情を感じたくないから、
怒りという形で相手(攻撃対象)にぶつけるので、
二次感情と言われている?と解釈しました。

なので、自分に対して怒りを感じる場合は二次感情にならず、
一次感情になるのかな?と思ったのですが、、、、違いますか?

また、怒り以外の感情は確かに①~④の目的には当てはまらないですが、
目的がないということが分からないです、、
「不安」「苦しい」「痛い」「疲れた」「寂しい」「虚しい」「悲しい」「悔しい」

例えば、同情を買うために悲しみを感じる、寂しさを感じるとか
これは目的があって感情を感じているにはならないですか?

 

 

>何かしら自分の中で溢れそうな不快な感情を感じたくないから、
>怒りという形で相手(攻撃対象)にぶつけるので、
>二次感情と言われている?と解釈しました。
 

 
「怒り」に目的がある、とは、その問題解決の「手段」として「怒る」ということを自ら選択しているということです。
  
 

なので、Sちゃんの表現を使って「怒り」の発生する仕組みを説明してみると、
 
 
何かしら自分の中で不快な感情が溢れそうな状態を解決するため、


怒りという形で相手(攻撃対象)にぶつけるので、
 

二次感情と言われている。


ということですね。


怒りには、常に何かしらベースになっている感情があるのです。
 
 
>自分に対して怒りを感じる場合は二次感情にならず、
>一次感情になるのかな?と思ったのですが、、、、違いますか?
 


違います。
 

自分も自分にとっての攻撃対象になります。
 
 

「私のせいで」という【罪悪感】は、自分の捉え方の中で【自分が加害者】です。

 


自分の中には二人の自分がいて、

 

【加害者である悪い自分】を、

 

もうひとりの自分が攻撃している状態が、

 

【罪悪感を持っている】状態です。

 


なので、対象が自分であった場合も、

 

【自分が加害者であること】に対して、

 

もうひとりの自分が本来感じている感情があって、

 

それを解決するために、自分に対して怒りをぶつけている、

 

ということです。
 
 
>例えば、同情を買うために悲しみを感じる、寂しさを感じるとか
>これは目的があって感情を感じているにはならないですか?
 

【同情をかうために】「悲しみを感じる」ことは不可能です。

 


悲しみは、悲しいから悲しいと感じる。
 

ただそれだけです。
 
 

【同情をかうため】に「私は悲しい」ということを表す態度や言動を相手に「わざと」見せる。
 

ということはありますよね。
 

 

これは、【同情をかいたい】という思い(意識)を元にした行動、表現です。


これは、

 

【同情をかうことを目的とした行動】であり、感情ではありません。

 

 

と、いう訳で、

 

怒りには、他の感情とは違う特徴が2つあります。

 

 

「怒り」の発生・頻度・速度・度合いは、他の感情の状態に大きく左右される。

 

「怒り」には目的がある。

 

 

怒りを感じたときは、

 

自分の怒りにはどんな目的があるのか?に意識を向けたり、

 

怒りが発生した元の感情(一次感情)を見つけてあげることで、

 

その奥にある自分の本音を見つけてあげることができます。

 

 

怒りの感情をぶつけるのではなく、

 

この本音の部分を伝えてあげることができたら、

 

相手との関係性が、行き違ったりすれ違うことが激減します。

 

 

例えば、先ほどの、

 

子供が帰ってくるのが遅くて心配していたお母さんが子どもに向かって、

 

「何やってたの?どこ行ってたの?いい加減にしなさい!!」

 

と怒りをぶつけたら、子どもは反発心を感じやすいですね。

 

 

でも、

 

「帰ってくるのが遅かったからとっても心配した。何かあったんじゃないかって怖くてたまらなかった。無事に帰ってきて本当によかった。」

 

と本音を伝えたら、子どもの心には素直に届きやすいです。

 


自分の本音は何なのか?知り、

 

本音を相手に伝えることを心がけていくことで、

 

周囲の人との関係性は、どんどんプラスに変化していきます。 

 

 

怒りを感じた時は、怒りの2つの特徴のことを思い出してみてね。

 

 

 

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