以前の話になりますが、
小学生の我が子が遠足で怪我をしました。


怪我をしてすぐに、妻のところに電話がかかってきました。
(私はその場にいませんでした)


先生は言いました
「お子さんが怪我をしたのですが、
 病院に連れていきましょうか?」



これだけでは判断のしようが無いので、
状況を聞いたのですが、電話で聞いた限りでは、

『「すぐに病院へ行かなくては!」
 というほどの重症ではなさそうだけど、

 「まあ大丈夫でしょう」
 とも言い切れない…』


妻はそう感じました。


この後の妻の質問が秀逸でした。


「もし、うちの子が先生の子だとしたら、
 病院に連れていきますか?」



先生は「自分の子だったら連れて行かないですね」
と答えました。


妻はこの意見に同意して、特に病院に連れて行かなくて良いと答えました。


実際、帰ってきた子どもを見ると、
ちょっとした怪我をしただけで、
病院に連れて行こうというレベルではありませんでした。


この話から、
「この先生は大げさ過ぎる!」
と言いたいわけではありません。


保護者がどのような考えをしているかは千差万別なので、
立場上確認したという事実を残さなければならない。



しかも、自分の子供だったら自分の責任で判断できるけど、
生徒となると、何か確認をする必要がある。

したがって、どうしても慎重になってしまいます。


これは、ビジネスの場でも起こり得ます。
 

 

 

「選択肢AとBがあって、
 それぞれメリット・デメリットがあります。
 さあ、どちらを選びますか?」

 

と、お客様に提案する場面があったとき、

専門家はいろいろなケースを想定できるがゆえに、
選択肢を幅広く用意してしまい、
かえって、お客様が判断に迷っていまいます。



このような質問で、お客様が迷ってしまった場合に、

「私ならA(またはB)を選びます。なぜなら…」
と自分事として話すのも一つの手段です。


説明が丁寧なのも大事ですし、
そのうえでどのように選択したらよいかを伝えるのも
大事だと感じています。