本日2月14日(土)、神戸にて今年初めての原書会を無事開催しました

色々なご事情でキャンセルもあり、4名での開催となりましたが、「全国各地から」と言っても過言ではない多方面からの集合で、熱く、濃く、盛り上がりました!
それでは、早速登場した本のご紹介を。
まず最初は私から。一冊目《推拿》についてはコチラ。中国で盲人按摩に行ったことがある全ての人にお勧めしたい作品です。
二冊目《台式国語》は台湾の高速鉄道の売店でベストセラーコーナーで購入したもの。「打狗」、「小三」、「黒輪」、こんな単語に見覚えがある方、語源をご存知ですか?答えはこの本の中に!

次に登場ははるさめさん。
1冊目は「囲城」。「最初に手に入れた本の装丁が暗めで、長らく本棚に放置してあったのに、いざ読み出してみると面白さにハマってしまった」とのこと。主人公の先行きが知りたくて一気に読了した後に、新しく明るめの装丁のものを1冊購入して読み直したというお気に入りの作品。装丁の違う2冊を並べて撮影しても良かったですねえ。
文章がとにかく上品で、雰囲気があり、それでいて時に「コントか!?」と思わせるほどのユーモアあるやり取りがあるというギャップ。主人公の「妄想男子」ぶりもほほえましいのだとか。何より、1947年、という動乱期に書かれた作品とは思えないほど、今でも通じるセンスがあふれているところが、高評価につながっているそう。
中国人なら誰もが知っている作品で、いろいろなところで引用されたりネタになっているところも、もともとこの本を手にとったキッカケだとか。
実はこの作品、私も読みかけて、文章の高尚さにくじけかけていたのですが・・・はるさめさんのお話を聞いて、その面白さを是非味わってみたいと改めて思いました。
2冊目は写真では本の名前が隠れてしまっていますが、海岩《五星大飯店》。海岩の作品は既に読破寸前、残り三冊だそう。
海岩作品はとにかく韓国ドラマと張り合えるくらいのドラマチックさと軽さが“売り"。その中でも一番読みやすかったというこの本ですが、ラストのどんでん返し?に納得がいかないそうです。私も読んだはずなのですが、なぜか最後だけ記憶に無く、読み直ししたいなあ。なので、気になりましたが結末は尋ねずにおきました

三人目はchaikoさん。
今年の1冊目という原書は中国で大人気の東野圭吾作品。「内容的には全くひねりがなく、いい意味で浅いので、作品として面白いのかどうかは置いておいて、中国語はとても分かりやすく、初めての1冊としておススメ」だそう!日本語版は読まれていないのですが、「辞書要らずでスラスラ頭に入った」というのは心強いですね~。
2冊目も続いて東野圭吾。ただし、こちらは台湾版です。繁体字、縦書き、というあたりに少々慣れるまで不自由な部分はあるようですが、内容のレベルは1冊目と違いないよう。翻訳は違う方の手によるものですね。
同じ作者の作品を続けて読むと、共通の語彙が多くてどんどん読みやすくなることがありますよ!原書スタート期には是非お試しいただきたい方法です

今年の1冊目という原書は中国で大人気の東野圭吾作品。「内容的には全くひねりがなく、いい意味で浅いので、作品として面白いのかどうかは置いておいて、中国語はとても分かりやすく、初めての1冊としておススメ」だそう!日本語版は読まれていないのですが、「辞書要らずでスラスラ頭に入った」というのは心強いですね~。
2冊目も続いて東野圭吾。ただし、こちらは台湾版です。繁体字、縦書き、というあたりに少々慣れるまで不自由な部分はあるようですが、内容のレベルは1冊目と違いないよう。翻訳は違う方の手によるものですね。
同じ作者の作品を続けて読むと、共通の語彙が多くてどんどん読みやすくなることがありますよ!原書スタート期には是非お試しいただきたい方法です


ラストはねずみのチュー太郎さん。私の原書選びの師匠的なお方。ついに原書会にご参加いただけて嬉しいです。
1冊目は偶然にも、はるさめさんがご紹介いただいた《囲城》の作者・钱钟书の奥さん、杨绛の作品《洗澡》。
恥ずかしながら「銭湯の話?」と思ってしまいましたが、タイトルは中華人民共和国建国後の思想改造の意味なんだそう

作者は留学の経験がある知識人で、英語、ドイツ語、フランス語に通じ、文化大革命の時は迫害を受けて、娘さんまで失くしたが、現在も存命、という波瀾万丈の経歴を聞き、これから読みたい本のリスト入りです。
2冊目の《边城》は湖南省を舞台にした戦前の恋愛小説の名著。やはり迫害により自殺未遂や潜伏、といった不遇な時代をすごした作家によるものです。
「ホンモノの作家はみんな文革でひどい目にあっている。生き残った人も、長年の苦境から解放されたときには文章を書けなくなっていて、後期はそれほど作品を残せなくなってしまった」というチュー太郎さんの解説で、中国の作家の年代的な偏りや、作品の時代背景が少し理解できました。


皆さま、素敵な時間をありがとうございます。また、残念ながら今回はご参加いただけなかった皆さまもお声かけありがとうございます。
関西中国語原書会、「次回は夏になるまでに・・・」と思っております。それでは、祝您羊年快乐~



