なぜこの本を選んだのか?今回もマラソンからの連想です

中国に滞在していた頃、行きつけの“盲人按摩店”がありました。ジョギングで疲れを感じるたびに、あの店を懐かしく思い出します。
お気に入りの“师傅”は「少年時代に遊んでいて、竹が目に付き刺さったのがきっかけで失明した」と話してくれました。湖北省から南方に働きに来た人で、学校へもそれほど通えたとは思えないのに、腕が良いだけでなく、話しぶりが飛び抜けて知的で、随分言葉の勉強もさせてもらいました。
私が帰国する直前に結婚したばかりの奥さんと独立し、店を開いたのですが、数年後に訪れてみるとその店は無くなり、また元の店でアルバイト生活をしていました。目が見えないことで、偽札をつかまされたり、詐欺にあったりして店はすぐにつぶれてしまったのだとか。今はどうしているのでしょう。
盲人が経営する盲人マッサージの店が舞台のこの小説。生まれつき目が見えないのか。いくつのときに見えなくなったのか。全く見えないのか。光は感じられるのか。腕はいいのか。恋人はいるのか。友人は多いのか。性格は朗らかか。マッサージ師1人1人の人生が鮮やかに描かれています。こういう文章を「筆致が冴え渡っている」というのだろうなと感じました。
中国でのマッサージ経験がある方なら、特に盲人按摩が行き着けだった方なら、きっと面白く読めると思います。
盲人按摩师王大夫受老同学的邀请,带着女朋友从深圳回到故乡南京,进了一家按摩店。他手艺特别好,而且具有做“老大”的气质在店里很快成为了骨干人员。
王大夫有一个愿望,就是开自己的店铺,然后跟女朋友结婚。但是他的钱还没攒好。他很能干,本来不会输给同学。他有一个不争气的弟弟,因为王大夫的残疾,父母才生了个弟弟,于是王大夫有对不住父母的感觉,他不能抛弃弟弟,这样做等于不孝顺父母。他的钱不能只为他的梦想和女朋友的身上花。
既然不能结婚,但是王大夫的女朋友小孔很爱王大夫。其实她一直瞒着王大夫一件事。她父母不会同意与王大夫结婚。因为王大夫是全盲的。小孔父母别的不指望什么,只是不允许找全盲。盲人之间也有级别,全盲就是处于最低级别。
后来有一个男人看上了小孔,王大夫被卷入了弟弟惹的祸,还有老板、员工之间也发生分歧,原来平静的一家按摩店里接二连三地出现矛盾。有的问题是盲人固有的,有的是所有的人会经历的,不管是哪种,在作者的文笔之下每个细节都让我欣慰。不知道作者是怎么知道盲人的感受,是完全他的想像吗?还是他经过采访得知的吗?
**********
毕飞宇《推拿》
人民文学出版社
222千字
阅读期间:2014.10.2-11.2
写作时间:40分
购书地点:东京 内山书店
**********

終わってから時間が経ったのが良くなかったなあ、と反省しています。