中国の小学生、そして親の苦労が良く分かる一冊

「中国の小学生は山のような宿題に追われて大変だ」というのは良く耳にしますよね?その実態が詳細に描かれています。体罰、スクールカースト、インターネット、オンラインゲームなどに翻弄される、というのは日本の学校生活でもあるでしょう。一方、先生の学歴が著しく劣っていたり、その先生に実力者の親戚がいるために、学校へ不満を訴えても相手にしてもらえなかったり、というのは、まさに中国独特の事情。
「あちらの学校がいい、こちらの学校がいい」と噂を聞いては転校を思いつき、多額の寄付金を払い、コネを探して、ホントに転校ができてしまうのも中国らしい
高考(大学入試統一試験)で少しでも有利な学区に行こうと、家を買い、戸籍の移動を計画する、なんて展開もあります。作者はドキュメンタリー作家夫婦、いわゆる知識人。これまで農村での社会調査をしたり、ヨーロッパへの視察の経験があったり、「子供の教育にも普通以上の見識があるはず!」と思いきや、その姿はまさに右往左往。「もう少し考えてから動いた方が・・・
」とツッコミたくなります。これも子供を思うあまり、そして中国の教育現場の混乱ぶりのせいなのでしょうか。最近オンラインレッスンでも何度か学校や教育について話題にしてみたのですが、老師たち(ほとんどが20代)の雄弁なこと!この問題への関心の高さに驚かされます。そして、どうやら、この本に書かれている事情は現代中国のリアルな姿、と見て良さそうだということも分かりました

这是一个家庭在现代中国为了寻找良好的教育环境而奋斗故事。作者是一对职业作家夫妇,因为出版过涉及到社会问题的书籍开始遭到身份不明人的威胁,为了安全起见决定把儿子送到乡下老家上学。
儿子小明是个很会写作文的乖巧学生。父母当然希望让他受更好的教育,因此一直绞尽脑汁。
第一所小学,作者看不惯老师爱打麻将,嫌她素质不高,学校环境也离他们的理想差的远(他们的理想中的学校竟然是以前考察的欧洲学校),干脆地决定转校,找个正在当地区干部的老同学顺利地办好手续。
第二所小学,作者的眼里老师给学生的负担很大,而且不合理,老师对学生关心不够周到,难免对这所学校的教育产生怀疑。正好这时候传来了另一所学校的好风声。这所学校叫南门学校,是个重点学校。南门学校的门槛相当高,为了得到一个名额,要交赞助费,也要找关系,实在不简单。
好不容易进来了第三所小学,班主任看上去年轻漂亮的女老师,当初作者对她的印像不错。可后来,这位女老师露马脚,作家发现她的真实面目时已经陷进了无可挽回,无法自拔的地步而烦恼。
作者自认,自己以为是个见过世面的人,但是子女的教育这问题上没有主见,无能为力,东跑西窜,最后把儿子差点害成了厌学,特别内疚。
我们看到他们一家的故事的同时,也能看到中国特色的教育问题,就是社会问题。作为一本报告文学,作者的尝试可以说是很成功的。但是,想到这不是小说,而是现实的时候,我还是为小明和无数的中国小孩和家长感到心酸。
**************
春桃 陈桂棣《南下北上求学记》
国际文化出版公司 2013
291千字
阅读期间:2014.6.4-6.18
写作时间:40分钟
购书地点:内山书店
**************
学齢期の子供さんがおられる方に、現代中国事情に興味がある方に。
