6月26日 おはようございます。
朝の一言
仏法を習う身には
必ず四恩を報ずべきに候か
日蓮聖人
ぶっぽうをならうみには
かならずしおんをほうずべきにそうろうか
形から心へ
訳
まず、第一に心すべきことは、必ず恩返しを行なっていく。
それが、世間的にも、仏の教えを信じる者にとっても、
心すべき生き様である。
と示されているものです。
三つ子の魂百までもという諺がありますが、
どのような価値観の基で育てられたかは人生を大きく左右します。
最近は「人に迷惑をかけない人に育てる」を主眼にしていますが、
人に迷惑をかけ献身的努力に支えられて子は育ちます。
「あどけなく、憎めない笑顔」
世話をする人に、その苦労も迷惑も忘れさせる力を秘めています。
家庭教育で、教えなければいけないことは、
「周囲の人に助けられ、支えられて育ったのだから、
感謝して、恩返ししていこう」ということです。
人に迷惑をかけないという、内向けの教育を受けると、
成長した後、人から迷惑をかけられることを避けようと、
その結果、孤立、無縁の社会につながってしまいます。
まずは、親孝行の姿を、社会を作る多くの人、親たちがが、
子供たちに見せることが必要と思うのです。
親孝行は分かっていても、
いざ形にしようとすると、難しいものです。
お釈迦さまは、形からはじめなさい。と言っていますよ。
昔、ある孝行息子が、足腰の立たない父親を背負って、
お殿様のお通りを拜ませていると、
それがお殿様のお目にとまって、
「感心な若者じゃ。褒美をつかわせ」
というので、沢山の頂戴物をしました。
その話を聞いた親不幸で評判男、
「うまいことしやがった、俺もまねをして褒美にありつこう」
というので、次のお殿様のお通りに、
嫌がる父親を無理やり背負って道ばたで待ち受けました。
ところがお側づきの家来が親不孝者と知っていて、
「あいつはご褒美めあてに、あんな真似をしております。けしからぬ奴めにございます」
と申し上げました。
お殿様は、おとがめか、と思いのほか、
「よしよし、うそでもよい、褒美をつかわせ、親不孝者が孝行の真似をするとは感心な奴じゃ、賞めてつかわせ」
と仰せられました。
この殿様の領内では褒美欲しさに親孝行の真似がはやり出しました。
それが嘘でも、真似でも、親孝行の行いをされると、老人達は悦んびます。
悦ぶ老人の姿をみて、
若者達は心から親を大切にするようになったということです。
この殿様、賢明ですね。
人生すべて、善悪ともに真似からはじまるのです。
でも、
悪い真似はカッコイイ!と、若者たち。
ちょい悪なんて言いますし。
魅力的なんですよね~。


