◆スロウハイツの神様/辻村深月
人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ――あの事件から10年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。(講談社BOOK倶楽部より)
読みたい本はたくさんあるのに、思うように読むことができず、読みたいという気持ちだけが空回ってる状態だった1月。読みたい気持ちと読めない状態でぐちゃぐちゃしてるのをリセットするため、カンフル剤的に【大好きな本】を読むことにして、選んだのは『スロウハイツの神様』。
3回目の再読と思ってたけど過去記事読んだら4回目らしい。なのに、未だに一部が抜け落ちてる残念な記憶力。
テーマはやっぱり愛。
正義も言ってますが、「あらゆる物語のテーマは結局愛」ですね。これは納得。
ものすごく純度の高い痛々しく優しい愛に満ちたお話です。とはいえ、ミステリ書きの辻村さんなのでさりげなく散りばめられた伏線が半端なく多い。さりげないけれど微妙な配分なので違和感になる。何度読んでも伏線のすごさにびっくりします。
やっぱり、『スロウハイツ』が一番好き。
帯にあった辻村ワールドすごろく🎲。
辻村深月さんの作品の登場人物は別の作品に登場することが多いのでこういうすごろくができるんですよね。ちなみに『島はぼくらと』には環が出てきます。
個人的には最初から順番に読むのがいいかな。『スロウハイツ』の前に『凍りのくじら』でもいいと思うし、『メジャースプーン』→『名前探し』と『冷たい校舎』→『ロードムービー』はこの順番がいい。でも、どんな順番でも面白いと思う。
スピンオフの『V.T.R』は未読だから読みたいし、他の作品も読み返したいなぁ。この中だと『島はぼくらと』『名前探しの放課後』が特に好き。
とりあえず、この空回りは少し落ち着いたかな。慌てずに目の前の本を1冊1冊読んでいこうと思います。でも、あれもこれも読みたいの…。


