◆網走発遥かなり/島田荘司

東京郊外の高級住宅が並ぶ丘の上を毎日観察する老人の狙いは何か?

また都心のデパートや地下街に出没するピエロの正体は?

そして江戸川乱歩の古い写真を持つ老女の素顔とは?

現代の東京に表出した奇妙な出来事はやがて四十年前の雪の北海道で起きた惨事の謎解きに結集する。

著者が周到に企みをほどこした驚異の野心作を改訂完全版として新装復刊、著者による巻末解説も収録。(講談社BOOK倶楽部より)


読了。

一見無関係に見えるけれども繋がっている連作短編集。


それぞれの短編だとちょっとスッキリしないところが、最後の「網走発遥かなり」でまとまる。そういうの好きです。「網走発遥かなり」の謎も島田先生って感じで好きだなぁ。


島田先生らしい幻想的とも夢見心地ともいえるような雰囲気の作品でした。


そういえば、「化石の街」にゴ決展で行った銀座駅も出てました。時代がだいぶ違いますが…例のA12出口や松屋も出てきて不思議な感じでした。