◆切断島の殺戮理論/森晶麿
文化人類学の学徒たちが“地図にない島”で遭遇する!
異様な世界(クローズド・サークル)、異常な殺戮(ジェノサイド)、異形な真実(アルゴリズム)!
帝旺大学人文学部文化人類学科の最強頭脳集団・桐村研が現地調査に赴いたのは、国家に隠匿された地図にない島ーー鳥喰島。江戸時代に囚人の流刑地とされたその孤島には、身体を切断する成人儀礼を始めとする奇習を存続させた〈鷲族〉と〈鴉族〉が存在していた。“欠落を美と見做す”彼らの閉鎖世界で発生する連続殺人……これは無計画の連鎖か、計画された虐殺か?
惨劇を追認する推理の果て、異形の真実が剥き出しにされるーー!(講談社BOOK倶楽部より)
読了。
表紙を見た夫に「気を悪くしないでね、タイトル、すごいね」って言われたタイトル。否定できないし、あらすじを伝えたら「うへぇ」って顔された。
では、感想。
うわぁ…(感想)。
閉じられた島・奇習・対立する家・人間関係…好きな設定がてんこ盛りです。推理が二転三転していくけれど、どれもしっくりこなくてラストにまさかの結末。面白かったです。(犯人は見当はついちゃったけど)
登場人物とその設定がややこしくて、何度も登場人物一覧のお世話になりました。
この本、スピンがかわいい。
※少し内容に触れます
ただ、奇習が奇習すぎて…描写はないんだけど読んでてグロい。カニバリズムも苦手。生々しい表現がなくてよかった。あと、この島モラルもヤバい。
多重人格(なのかな?どっちかというと人格の乗っ取り)はギリギリ許容範囲ですが、最後のアレはなぁ…ずるいなぁ…。アレのおかげで一気に特殊設定ミステリっぽくなっちゃった…。人格の乗っ取りは「虎杖悠仁と宿儺」みたいなものだと思えばいいのかなぁ。そしたら、許容範囲?そうでもないか…。
やっぱり、「ザ・本格」みたいなのが好きだなぁ。

