◆紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人/歌田年
どんな紙でも見分けられる男・渡部が営む紙鑑定事務所。ある日そこに「紙鑑定」を「神探偵」と勘違いした女性が、彼氏の浮気調査をしてほしいと訪ねてくる。
手がかりはプラモデルの写真一枚だけ。ダメ元で調査を始めた渡部は、伝説のプラモデル造形家・土生井(はぶい)と出会い、意外な真相にたどり着く。
さらに翌々日、行方不明の妹を捜す女性が、妹の部屋にあったジオラマを持って渡部を訪ねてくる。
土生井とともに調査を始めた渡部は、それが恐ろしい大量殺人計画を示唆していることを知り――。(Amazonより)


読了。
紙物は好きなので、"紙鑑定士"っていう耳慣れないワードにも惹かれます。紙鑑定士にかかると即座にどんな紙か判定できるのがすごいところ。実際、紙関係のお仕事の方はこんな風にわかるんでしょうか。気になる…。

プラモデル造形家の土生井さんがディオラマから推理していくのがメインで紙部分(?)は少なめかなぁ。でも、紙から手がかりを見つけるという紙鑑定士ならではの推理も。その紙の現物も付いているので、紙鑑定を体感できるのがよかったです。

推理はサクサクと進むんですが、最近どんでん返し系を読むことが多いから、まだひとひねりあるかも…とかつい疑ってしまいました。

紙鑑定士の事件簿らしく、本文は4種類の紙を使ってます。読んでる時はあまり気づかない(鈍感なだけ)ですが、よく見ると微妙な違いがわかって面白いです。