◆栞と嘘の季節/米澤穂信
猛毒の栞をめぐる、幾重もの噓。
高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。
ある放課後、図書室の返却本の中に押し花の栞が挟まっているのに気づく。
小さくかわいらしいその花は――猛毒のトリカブトだった。
持ち主を捜す中で、ふたりは校舎裏でトリカブトが栽培されているのを発見する。
そして、ついに男性教師が中毒で救急搬送されてしまった。
誰が教師を殺そうとしたのか。次は誰が狙われるのか……。
「その栞は自分のものだ」と噓をついて近づいてきた同学年の女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。
直木賞受賞第一作は、著者の原点とも言える青春ミステリ長編!(集英社サイトより)
読了。
前作『本と鍵の季節』の終わり方が終わり方なので、松倉と堀川のその後の関係が心配でしたが、傍目には相変わらずそうで一安心です。
いくつも嘘と駆け引きが交錯していて、疑心暗鬼になります。嘘つくのみんな上手いな。
栞の持ち主探しで日常の謎的に進むのかと思いきや、なかなかのダークな展開でした。やはり結末はビターでスッキリしないところもありますが、そこはまた別のお話なんだろうなと思います。
「図書委員シリーズ」となっているので、また続くといいなぁ〜。
『栞と嘘』の前に『本と鍵』を再読しました。

