◆十戒/夕木春央
殺人犯を見つけてはならない。それが、わたしたちに課された戒律だった。
浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていた。
“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”。
犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まったーー。(講談社BOOK倶楽部より)



読了。

うわぁ…(感想)。

ネタバレはできないから、気になってる方はぜひ読んで〜。


"殺人犯を見つけてはならない"というミステリにあるまじき設定。

さすがに、人が一人亡くなってる(あからさまに他殺)なら、ミステリが好きじゃなくても犯人探しや推理はしてしまいそうですが…"十戒"のおかげでみなさん表面的には大人しくしているし、天気もいいし通信環境も整っているのにクローズド・サークルが完成してしまうのは面白いですね。


設定は『方舟』ほど怖くはない(クローズドサークルだけど無人島だから閉塞感はない。『方舟』みたいな閉じ込められ方はほんとイヤ)ですが、読後感の悪さは同じくらい。最後まで気が抜けません。

ネタバレ解説もぜひ。〇〇は〇〇なのね…。あれ?って思ったけど解説読んでちゃんとわかった人。

二度読みすると怖さが増します。そういう意味では『方舟』以上に怖いかも。


『方舟』でも思ったのですが、こうなる前にどうにかできなかったのかな。


それにしても、『十戒』、本屋さんで見かけないな…。今日寄った本屋さんには平台に『方舟』があって『十戒』がなかった。



これで無事りょうさんのネタバレ感想(反転部分)も読むことができました。反転部分の"パワーワード"というパワーワードに笑ってしまいました。たしかに"パワーワード"…。