◆俺ではない炎上/浅倉秋成

ある日突然、「女子大生殺害犯」とされた男。
既に実名・写真付きでネットに素性が曝され、大炎上しているらしい。まったくの事実無根だが、誰一人として信じてくれない。会社も、友人も、家族でさえも。ほんの数時間にして日本中の人間が敵になってしまった。
必死の逃亡を続けながら、男は事件の真相を探る。


読了。

完・全・に!騙された!

そりゃもう清々しいくらいにww

(わりといつも通り)


すごく面白かったです。

SNSでの炎上やSNS上の顔の見えない正義とか夫婦のこと、親子のこといろいろ考えさられました。

メインテーマであろう「俺(自分)は悪くない」は誰しもが思うだろうしわたしもつい思ってしまうのですが、本当にそうなのだろうか?とちゃんと振り返って考えなきゃダメだなって思いました。


考えてみれば、ちょっと辻褄合わないな?おかしいな?って思う箇所はいくつかありました。後から、そういうことだったのかって納得。あまりにも些細な違和感なので気づきにくいです。


最初はよくある逃亡劇かなと思って読んでましたが、途中から止まらなくなりました。犯人の名前がわかってからも、真相が全然わからなくて最後の最後まで一気読みでした。


ラスト、泰介はまた元に戻るのかとちょっと心配になったけどちゃんと今回の事件で得たことが身になっていて、読後感もすっきりでした。


やっぱりSNSの使い方は注意しないとなと思ってしまう作品でした。