◆崖の上で踊る/石持浅海

 
那須高原にある保養所に集まった、絵麻をはじめとする十人の男女。彼らの目的は、自分たちを不幸に陥れた企業「フウジンブレード」の幹部三人を、復讐のために殺害することだった。計画通り一人目を殺した絵麻たち。次なる殺人に向けて、しばしの休息をとった彼らが次に目にしたのは、仲間の一人の変わり果てた姿だった―。クローズドサークルの名手が挑む、予測不能の本格ミステリー。(「BOOK」データベースより)



読了。

こちら、『風神館の殺人』に改題されてます。

タイトル的には『風神館』の方がワクワクする。


今回も石持さんらしい

閉鎖的な環境下での殺人・話し合いで真相に迫る

タイプのお話。


復讐相手を一人無事(?)に殺したら、今度は仲間が一人殺されたっていう疑心暗鬼にしかならない状況で、罪を犯してるし別の死体はあるしで警察に頼れないっていう状況なのはわかるけれど、論点が"復讐の続行"になるのは石持さんらしい展開。

そこは復讐は諦めて通報するとかになりそうだし、死体を前にして平然と議論するとかすごくシュールだし、その後の展開も含め普通がわからなくなるというか倫理観おかしくなりそう。


終わりかたは爽やかな感じですが、彼らの復讐がどうなったのかが気になるところです。