日本一周まで後20キロで散った青春チャリダー | やもめの車中泊と家庭菜園&食べ物日記

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しょうもないやもめのご飯記事ばかりですが、一応車中泊の記録ブログです。
また、車を自作で車中泊仕様にしたり、無農薬無肥料の自然農法風な野菜作りもしています。

今夜、NHKで全国放送された30分の特集番組にその名を残した原野亀三郎さん80歳。

やはりトンネル内での事故だったか、と認識するも、自分の中のトンネルといえば頭に浮かぶは直線だ。このトンネルはカーブしていたのだった。

幹線道路を自転車で走る時ほど怖い事はない。
ましてトンネル内だと自転車は逃げ場がないのである。
後方からくるダンプやトラックの音でまず恐怖心を与えられ、近づいてくる時には、どうか運転手がよそ見をしないで私に気付いて下さい、と願う片思いをするのである。
運転手が、万が一彼女とのメールで夢中だったりすると目の前の私は轢かれて死ぬだろう。

おおよそ、彼女とメールで一生懸命になってる間は、男は何とか頭にあるモヤモヤを早くとり払いがたいために自分をより華麗にアピールするものだ。
問題が解決すると、大方の女は女の方から猫撫で声でピッタリ寄り添って歩いたりもする。

この男の詐欺的行為は鳥でも魚でもそうだろうが、あらゆる生き物の共通点と思える、がミミズは違うらしい。
ミミズについては詳しい事は専門家でないしそれに携わる仕事をしている訳でもないので、それ以上の事は時間もないので終りとするが、男はそういう生き物である。
またそういう事を捨てると今流行の独身貴族になる可能性が高いのである。

話がそれたが、大事な事は運転手にいかにフラフラした自転車が前にいて、私はいつでも轢かれる準備が出来ているぞ、というアピールをすることである。

私の場合はテールランプをつけてトンネルに入るが、このテールランプ、器用にも点滅ができるのである。しかも私の場合最低2個は点灯させている。自転車にも反射テープを張っている。まだ死にたくないのである。

こんなのが、生意気な自動車の前をフラフラすれば運転手も大抵の場合気が付き、どけとばかりにクラクションを鳴らすのである。
トンネル内でのこのクラクションはまるでホラー映画を真っ暗な映画館で見てる最中に背中を両手で叩かれたようで心臓が止まりかけるが、私にすればこちらに気付いたというメッセージである。
こうなればもうこっちのものだ。勝ったも同然である。死ななくて済むのである。

原野さんの場合、80歳といえども日本を一周するほど道を走った超ベテランであったので、この脅し作業はやらなくてもこれまで走ってこれた実績もあったにちがいない。
仮に脅しをかけていてもトンネルがカーブしていたので運転手からすれば見えなかったのだろうとも思えるが、今夜の晩飯のメニューはカツ丼がいいなーとか、さっきの飯屋の娘が以外に可愛かったな~、とかその運転手が考えながら運転していたかどうかは知るよしもない。

原野さんは自転車にテントや自炊道具一式の40キロもの荷物を積み走っていた。

長野を出発して日本海を北上し北海道を周り、太平洋側を通って九州、更には沖縄と走って帰り道は日本海を通り、富山県を越して長野県に入り事故に遭遇して80歳の青春をまっとうしたのである。

私に、その歳になった時走れるか、と聞かれると自信はない。まして、今でさえ能登半島一周も出来ずにいるのである。
今夜はいくつになっても太陽を迎えられた日が青春の始まり、と考えさせられたクローズアップ現代でした。

原野さん、ご苦労様でした。