晴れた土曜日、久しぶりに森を歩きました。 

畑には、麦が実って、金色の穂をたれています。 

今年は4月から6月まで、雨続きの、寒い春でした。草木の畑の作物も、成長が一ヶ月ほども遅れました。 

この麦だってそう。 

今、遅れに遅れた夏が来て、なんて立派に実らせたんでしょう。 

きっと麦は、寒い春の間、体内で自分のすべきことをして、この日に備えていたに違いありません。 

そういう日々があったからこそ、太陽が戻って、気温が上がったとき、「今だ!」とばかりにスルスル伸びて穂をつけ、立派な実を付けることができたんですね。 

スルスル伸びられない日々、自分の翼で飛べない日々もある。そういう時は、だまって自分のすべきことをちゃんとしておきなさい、いつか「今だ!」という日が来たとき、ちゃんと伸びていけるようにーー天候に恵まれなかった今年、麦の姿に、そういうメッセージを感じます。