オンフルールを出ておよそ2時間。羊が放牧されている緑の牧草地の先に、三角山の「モン・サン・ミッシェル」が見えてきました。

モンは「山」、サンは「聖」、ミッシェルの英語読みは「ミカエル」です。

つまり「聖ミカエルの山」という意味の、海に聳える山です。

ミカエルの夢告によってこの山に修道院を建てることになったそうです。

現在は、修道院の尖塔のてっぺんに金色のミカエルが乗っています。

 

 

 

観光客が行ける最高地点では、カモメさんが出迎えてくれました。

近寄っても人慣れしているらしく逃げないのです。

修道院の聖堂内では、日本から来たこと、フランスのこと、ヨーロッパのこと、これから先の近未来の世界のことなどを、聖天使ミカエルに向かって、ひとしきり祈っていました。この聖堂内では、不思議な反響音が響いていました。ここは修道院なので過剰な装飾はありません。堅牢な要塞のような建物でした。でも静寂という点では優れています。深夜一人きりになれたら、海風の音を背景に、祈りに没頭できるはずです。

 

修道院内を下りながら大小さまざまな幾つかの部屋を通り抜けました。門を上げ下げさせるためらしい大きな滑車がりました。窓があるところでは吹き込む冷たい風を感じながら、干潟を歩いている観光客を何人か見ました。

 

 

<了>