四国お遍路(第41番~第50番) より

 

 

【第51番】 石手(いしてじ)  本尊 薬師如来

背後のお山の上に大きな観音像が見え、道路沿いの入り口には大きくて立派な大師像や龍の像があり、境内のド真ん中には安っぽい宝船のようなものが置かれ、周辺のお堂には諸外国のお面や石像等が置かれていて、異様な空間でした。このことについて、納経所で「ヘンな・・」とは言えず、「変わったお寺ですね」と言ったのですが、「はい、住職の好みで・・・」という応答でした。

ダイレクトに不愉快なお寺でした。二度と行きたくありません。

 

【第52番】 太山(たいさんじ)  本尊 十一面観世音菩薩

入母屋造りの本堂は、国宝だそうです。

 

【第53番】 圓明(えんみょうじ)  本尊 阿弥陀如来

本堂内には、左甚五郎作の龍の彫り物があるそうですが、見えませんでした。

 

松山市から今治市まで、海沿いの道を40分ほど走りました。

54番から59番までの6つの寺院は、今治市内にあります。

 

【第54番】 延命(えんめいじ)  本尊 不動明王

不動明王を祀る本殿の中央全部には、大きな瓦製の宝珠がついていました。納経所でこれについて尋ねたのですが明確な回答はありませんでした。

 

【第55番】 南光坊(なんこうぼう)  本尊 大通智勝如来

伊予の国主が、703年に大山祇神社と二十四坊の別当寺を建立。712年に南光坊を含む八坊を当地に勧請したそうです。

本尊の大通智勝如来は、『法華経』の化城喩品第七に説かれている仏で、大山祇大明神の本地とされている如来様だそうです。南光坊の隣には同じくらいの境内面積の大山祇神社があり、その別当寺として南光坊なので、本尊はそうなっているのでしょう。

 

【第56番】 泰山(たいざんじ)  本尊 地蔵菩薩

寺号は、延命地蔵経十大願の第一「女人泰産」にちなんでつけられたそうです。

 

【第57番】 栄福(えいふくじ)  本尊 阿弥陀如来

江戸時代には、「伊豫一國石清水八幡宮 別當栄福寺」と言われていたようですが、明治政府の神仏分離令で分かれたようです。八幡宮の本尊は八幡様ですが、八幡様の本地仏は阿弥陀様なので、栄福寺の本尊は阿弥陀如来になっているようです。

お遍路88カ所の中では、最も小さな境内のお寺だったように思います。

境内には、「両界曼荼羅造立 勧進のお願い」の看板があったので、2口寄進させていただきました。両界曼荼羅は密教寺院にとって本尊のようなものだからです。

 

 

【第58番】 仙遊(せんゆうじ)  本尊 千手観世音菩薩

本尊の千手観世音像がはっきり見えたので、写真を撮らせてもらいました。

 

【第59番】 国分(こくぶんじ)  本尊 薬師瑠璃光如来

近年整備しなおされたような寺院なので、風情はありません。

道路に面した境内の入り口近くに、黒い薬師の壺がありました。現在もそうですが、昔は病気直しの薬師如来様は、篤く信仰されていたのでしょう。88カ所の中で薬師如来を祀っている寺院は最も多いはずです。

 

納経所で聞いたところ、「59番・国分寺から60番・横峰寺までは狭い山間部の道を走るので1時間半かかるけれど、その途中にある61番・香園寺は、5時前に行けるだろう」ということだったので、先に61番に行くことにしました。

それから、その日のうちに60番・横峰寺行きの山間道路(通行料1450円)を走って駐車場に行き、そこで車中泊して、早朝参拝することにしました。

 

 

【第60番】 横峰(よこみねじ)  本尊 大日如来

駐車場から本堂まで、10分ほど下りの山道を歩きましたが、早朝の山上の冷えた空気は、実に清々しいものでした。

横峰寺の境内は、本堂と大師堂が向かい合うという珍しい配置になっていました。

 

 

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