《前編》 より

 

 

【タイトル改題】
和平  お金の力で倒産することもあるし、それで命を失う人もいるからね。基本的には与えたものが受け取るものという因果応報の天則が働いているんです。人から奪うと一端は儲かった気がするけれど、結局は奪われてしまうんだよね。お金はストレートだから奪い合うと憎悪の光になるけれど、与え合うと愛の光になるんだよね。・・・中略・・・。与え合おうと思うと長期投資にどうしてもなるんです。自分の都合が変わるか、会社のステージが変わるか、経営者に裏切られるかしない限り、10年、20年と与える投資、つまり応援団の投資を続ける。そうしていると楽しいし、ちゃんと割安株を選んだらそれはそれで儲かるようになっているんだよね。
 いくら与えても損を出したら応援し続けることはできない。だからちゃんと利益を出し続けながら、でもエゴ丸出しにするのではなく、「まろUP!」で眞心中心に与え続ける投資家であり続けたいと思っています。心には、まろ(眞心)とエゴがあります。「まろUP!」とは、まろの心を大きくして、エゴの心を小さくすることです。「まろUP!」の行動は智徳となり、智徳の環(智徳主義)となり、愛と感謝あふれる智徳の世をひらきます。(p.135-136)
 タイトルにある「まろ」って、何を意味するのか、この記述で漸く分った。
 「エゴ」の反対が「まろ(眞心)」。「まるい形」を意味する「まろ」が元らしい。
 投資家としての「智徳主義」は、株式投資に関するきちんとした見識と知性(=智)を養った上で、良き会社に対して応援団投資する(=徳を積む)ということだろう。
和平  いくら儲けても幸せにならな意味ないがね。金儲けて体壊したり、人間関係が悪くなったりしたら意味がない。そのためには、精神性を上げて道を究めていく姿勢が必要ですね。如何に徳をつけるか、つまり世のため人のために喜ばれることを如何にしていくか、ちょっと応用編だけど、その徳も陰徳じゃなきゃダメなんだよね。寄付をする時は名前を言わずに隠れてする。いいことは誰も見ていない所でするもんなんですよね。(p.139)
 「天網恢恢疎にして漏らさず」だから、善事であれ悪事であれ、隠れてしても、因果の法則によって必ずや自分に返ってくる。道を問うなら、「陰徳陽報の理」を揺るぎなく知るようになるだろう。

 

 

 

【情報時代に加速する学び】
和平  エゴの情報ばっかりになると、情報社会は成り立たなくなりますよ。「情」という字は青い心と書くんだから眞心なんです。情報時代というのは本来的には眞心時代なんだよね。
舩井  いまの特徴は、昔は情報は一方的にもらうものだったけれど、いまは自分からどんどん発信できるようになったんです。そうなると、眞心を発信すると眞心が返ってくるし、エゴを発信するとエゴがストレートに返ってくるのが本当に分かりやすくなってきたんです。
和平  因果応報がはっきり出るようになったんだよね。因果応報や輪廻転生が分ってくるようになると、この天法が理解されるようになってくると、世の中が音を立てて変わります。
小川  因果応報を思い出したら、眞心が発せられるようになりますね。(p.201)
 チャンちゃんには、因果応報など当たり前のことに思えるけれど、戦後、「徳」よりは「才」を語るようになってからの今の世の中では、因果応報を自覚しない叡智ゼロないし希薄な人々が増えたらしい。
小川  易経の中の言葉に「積善の家には余慶あり、積不善の家に余殃あり」という言葉があります。徳や善を積んできた家からは代々良い人材が輩出するし、悪いことをした家からは悪い人が出るということが、アメリカで科学的・統計的に100年くらいの期間で調べた結果、分っているんです。いい家系からは大学教授やお医者様や政治家が輩出されているけれど、悪い方の家系からはやっぱりそういう人が出ている。
和平  そういう学問を広げるといいですね。
小川  だから良いことをしなければいけないというのを教えているのが『陰隲禄』です。私が一番大好きな本ですが、徳を積んで、善を積めば運命だって変えることができるんです。(p.203)
   《参照》  『時は今 封印が拓かれるとき』 小川雅弘・舩井勝仁・村中愛 (きれい・ねっと)
            【『陰隲録』】

 チャンちゃんは学生の頃、夏休み期間中だけの真言密教門下生になっていた。そこで一番最初に、「上求菩提・下化衆生」という主目的とともに、上に書き出した『易経』の文言や『陰隲禄』の功過格のことを学んだものである。何故それを一番最初に教えているかなど逐一説明はなかったけれど、密教に参入するような人々なら、魂の記憶としてそんなことは分っている。「密教の強力な法は、善事目的であれ悪事目的であれ行使し得るけれど、悪事のために法を行使した場合、それは速やかに自分に返ってくる」ということを再確認すべく学んでいたはずである。また、密教には、あまりにも酷いことをする輩から身を守る為に修する「打返しの法」があるけれど、チャンちゃんはそれとて好ましくないと思っている。あくまでも因果応報という法則の必然の中で、悪事をなしたものは自らの悪果を、時の裁きとして受け取ればいいのだから。

 

 

【日本、近未来の可能性とゴールド保有】
和平  私はずいぶん前から金(ゴールド)に関わっているけれど、やっぱり大きな時の流れが来たんですね。日本の財政の状態は・・・中略・・・やっぱり何ともならん可能性が高い。序章でも少し話したけど、その時に政府は超インフレーションで財政破綻を一気に解決してしまうという手段があるわけです。日本の円がダメになって国民は大変な目にあうけど、政府は問題が一気に解決できる。(p.146)
 私の直観力では、日本は5年でピークを迎える。いまのままでやっていると10年後には坂をころがるように悪くなって大変なことになる。(p.205)
 和平さんは1933年生まれの方だから、第2次大戦前、政府は国民に戦時国債を買わせながら、戦後、ハイパーインフレでチャラにし、国民がたいそう苦しんだ時代を体験している。
和平  そういう非常事態の時にこの百尊家宝が役に立つ、純金の値段の2,3割増しで販売できるように小川さんにお願いしたいと思っています。(p.146)
 百尊家宝とは、日本の歴史上人物百人がレリーフされた金貨のこと。
 和平さんがご自身の蓄財を活かして、8年もかけて作っておいた金貨らしい。
 金の投資をはじめようとした時、どうして大蔵省で金を買わないんだと聞きに行ったことがある。そうしたら、本当のことを言うとアメリカ政府から制限されていると言うんですね。政府や銀行は金を買うことができないようになっている。・・・中略・・・。政府や金融機関が買えないのだったら国民が買わなければならないんです。(p.147)
 これも属国日本といわれる顕著な証拠の一つ。しかし、日本は潜在的に金をテンコ盛り持っている。
   《参照》  『嘘だらけ世界経済』 ベンジャミン・フルフォード×板垣英憲 (ヒカルランド) 《中編》
            【黄金の国・ジパング】

 であるにせよ、個人は個人として備えておきたいという人は、誰でも小川さんが主宰する「アースキーパークリスタル協会」のHP内のネットショップで、容易に金貨を購入することができる。(竹田和平さんは、本書の対談がなされた9か月後に亡くなっている。まさに、小川さんに引き継ぎを終えて帰られたのだろう)
 金を加工した金貨は、諸外国では本来の金の資産価値(時価)に数倍するプレミア価格で販売されているらしいけれど、純金「百尊家宝」金貨は、金の資産価値の2~3割増し価格になっている。

 

 

【準備万端】
 しかしながら、現在の日本には、「有事の際、政府は個人が所有する金(ゴールド)を没収することができる」という法律があるのだという。有事は戦争を意味するから、戦争&ハイパーインフレという、過去と同様なペア戦略を実施されたら金(ゴールド)保有だって安全とは言い切れない。
 銀行口座の名寄せも終わっていることだし、現金を銀行に預けていれば預金封鎖で没収されるのは明白。それを逃れるためにタンス預金をしていても、平成16年4月以降に発行された紙幣には、厚さ0.06mm、縦0.4mm、横0.3mmのICチップがインクに混ぜて装着されている。即ちタンスであってもアングラであっても没収を逃れることができるとは言い切れない。没収を逃れたとしても、ハイパーインフレを起こされたら紙屑同然。
 借金をチャラにしたい政府としては、既に包囲網は完全で準備万端である。
   《参照》  『人類はアンドロイド!』 高山長房 (ヒカルランド)
            【紙幣に装着されているICチップ】

 

 

【「百尊家宝」作成に関するスピリチュアル】
和平  百尊家宝はもう私が作りたかったからというよりは作らされたんだよね。池田宗弘先生も私も百尊をそれぞれの想いをしっかり受け止めなければ作ってはいけなかった。その過程で、小川さんの言う目に見えない世界の体験もずいぶんしましたね。まあ、その前に50歳の時の瞑想で無量寿如来という阿弥陀様の光がいつでも出てきてくれるようになっていたから、百尊との会話にもそんなに困らなかった。ただ、やっぱり日本を作った恩人の百尊との対話は大変な精神力が要求される作業だったね。まだまだ元気だったからできたけど、いまやれといわれてもしんどいですね。
小川  和平さんが百尊家宝を作った過程に、必ずスピリチュアルな話があるはずだと思っていたんです。やっとそこにたどり着きましたね。和平さんはやっぱり商売の人だから七福神なんですね、メンターは。
和平  さすが小川さん察しがいいですね。まさに恵比寿様なんです。・・・中略・・・。金比羅さんにいったんです。・・・中略・・・。
小川  そう言えば金毘羅さんのマークは金を丸で囲んだ丸金ですね。また、お守りなんかには少し特殊な金の字を使うので平という字が入っているようにも見える。まさに和平さんのための場所だったんですね。
和平  なるほどね、たしかにその通りだ。・・・中略・・・。本宮の少し下の神社に恵比須様が祀ってある(735段目にある事知(ことしり)神社)。それまでは別にそんなに恵比須様は好きではなかったんだけど、少し縁を感じてね。・・・中略・・・。山を下りたら立派な恵比須様の彫刻があって本当にびっくりしたんです。
小川  いまでもあるとしたら多分、参道にあるうどん屋さんの恵比須様です。
和平  それから本当に恵比須様がメンターとして付いてくれるようになったんです。(p.177-180)
 金毘羅宮の本宮までは785段。その50段手前にある事知神社。へぇ~。

 

 

【三次元と高次元の違い】
 三次元の世界では、人間の関心は常に自分自身の外側へと向けられてしまいますが、高次元の世界では法則が異なります。例えば五次元、六次元の世界では意識は内側へと向かい、物事はその姿を内側から顕わし出てくるのです。本来、すべてはあなたの内側に存在しています。(p.229)
 スピリチュアルな人々は、たいてい、瞑想などを通じて内なる存在と対話している。
 光を選び、光に尽くそうとする人々は、全ての存在に尽くすことになるらしい。
 内なる光の存在と共に歩む人々の想念が凝集して、政治的・経済的混乱を経ることのない未来への道を拓いてくれることを期待しよう。

 

 

<了>

 

  舩井勝仁・著の読書記録

     『時は今 封印が拓かれるとき』

     『生き方の原理を変えよう』

     『IT時代の「儲け」の決め手』