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 余りにド派手な表紙にビビルけれど、浅見帆帆子さんや佳川奈未さんと対談本を出している船井幸雄さんの思いを、ストレートに若者読者層に向けて伝えるべく、この本は企画されたのだろう。ビジネス書として出されている船井さんの多くの著作の内容と同じだけれど、活字も所々色刷りで、冴えた写真も配されていて、読みやすい構成になっている。

 

 

【「自分はツイている」】
 「運をよくする」 カギはいろいろありますが、ここではとにかく、「自分はツイている」 と思いこむことを覚えてください。
 実は、これは私が経営者などの相談にのるときの “コンサルティング” の極意でもあるのです。会社でも人間でも、「自分はツイている」 と心から思いこんだら、本当にそうなっていく。コンサルタントとは、手を替え品を替え、「ツイている」 と思ってもらう仕事といえるのです。(p.23)
 コンサルタントとして、ビジネス上の有効な具体策を用意してあっても、経営者本人が 「自分はツイている」 と思いこまないと、効果は上がらないし最終的に元に戻ってしまう。
 浅見帆帆子さんの著書などは、タイトルからしてそれそのものである。
   《参照》   『あなたは絶対!運がいい』 浅見帆帆子  グラフ社
 経営者であれ、一般人であれ、どんな時でも 「自分の心を持ちあげて歩く」 のは、生きてゆく上で、第一に心がけるべきこと。それは既に、教養としてのたしなみでこそある。

 

 

【「ツキのある人・もの」 を探す】
 「ツク」 ためには、「ツキのある人・もの」 と付き合えばよい。
 この原理を知ると、大抵の人は自分以外の 「ツキのある人・もの」 を探そうとするはずです。しかし、いきなり外部の人やものと付き合うのは難しい、自分が何をやりたいか分からない、という人は、無理に探してもしかたありません。
 そういう人には、こんな方法があります。あなたにとっていちばん身近で、即効性があって、しかも気やすく付き合えるものを探すのです。そう、それはあなた自身です。自分の中にある 「ツキのあるもの」 と、まずは付き合ってみることです。
 「私には、ツイているものなんて何もない」 などと思わないでください。もし自分で見つけられなければ、人に聞いてみればいいのです。プライベートなことでも、仕事上のことでもいい。
 たとえば、子どものころ得意だったもの、人からほめられたもの、好きなもの、自信のあるものなどは 「ツイている」 はずです。まずこれらのものに力を注いで、それをとことん伸ばそうと思うことから始めてほしいのです。(p.40-41)
 つまり、これが 「長所伸展法」 を是とする根拠なのである。自分の長所や得意なところを伸展させて、ツキを呼び込むということ。
「長所伸展法」 と 「短所是正法」 の違いは、後者に傾注しても、 “心はそれほど持ち上がらない”。すなわち “運を良くするための直接的な効力に欠ける” という点である。さらに、二次効果として、前者に傾注していれば、“おのずと短所は是正されてゆく” ということがある。


【思考をめぐらす同時処理能力】
 頭の中で常に思考をめぐらせている人は、同じ時間をぼんやり過ごしている人に比べて、探している答えをはるかに早く見つけ出すことができるのです。それこそ若いうちなら、走りながらだってアイデアを発想することができるでしょう!
 このような同時処理能力が身につくと、今までと同じことが、「意味のある行為」 になるのです。
 そして、いつのまにか、仕事も趣味も遊びも同一化してしまいます。(p.84)
 普段あまりにぼんやりし続けている人は、たったひとつのことをやりながら、それすら満足にこなせない。ひどくなると今やっていることを忘れてしまう。アルツハイマーの人々というのは、こういう症状なのではないだろうか。
 脳には本来、制限などない。同時処理など誰だって出来ることなのに、その機能を活用しなくなると、脳は本当に機能しなくなってしまう。自分で自分の脳力を制限してしまっているのである。そうして冴えない人生を送っているのである。
 とにかく、頭を回転させ思考をめぐらせていれば、人生は輝くのである。
 “能力” ではなく “脳力の冴え” = “人生の輝き” である。

 

 

【フィードバック理論】
 私が社長だったころは、社員に 「人さまにはできるだけものを差し上げろ。ものがなかったら情報でもいい」 といってきました。
  ・・・(中略)・・・ 普通、重要な情報は外部に漏れないように隠したり、自分だけのものにしたほうがいいとおもわれがちですが、秘匿していると、急速に情報が入らなくなるものです。ところが、役立つ情報を教えてあげると、反対に次から次へと新しい情報が入ってくる。
 私はこれを、「フィードバック理論」 と呼んでいます。
 テイク&テイクは泥棒。ギブ&テイクは並みの経済行為。ギブ&ギブは運命改善のための魔法。
 どれもフィードバック理論の支配下にあるのだけれど、ギブ&テイクは即時完結していて、テイク&テイクとギブ&ギブは、時間的位相の遅れを伴って、逆の波を受け取るということである。
 運命改善のための魔法とは、こういう法則の上手な活用方法なのである。
   《参照》   『成長の法則』 ジェフ・ケラー  ディスカバー
             【ブーメランの法則】
   《参照》   『超人「船井幸雄」の近未来予測』 柳下要司郎 (あ・うん)
             【 「損得勘定」 ではなく 「尊徳感情」 】
 「喜んでもらいたい」 という思いがベースにあって、差し上げることです。その結果として返ってくるというのが、フィードバック理論の基本なのです。(p.119)
 “思い” も ”波動” であるから。

 

 

【イヤシロチとケガレチ】
 イヤシロチやケガレチは、電気工学者であって楢崎皐月さんが、 『静電三法』 という著書の中で提唱したものです。(p.125)
 人も動物も植物も活性化する場所をイヤシロチ(弥盛地)といい、そこでは地中の電流が上から下に向かって流れている。その逆をケガレチ(気枯地)という。
 電気測定器など持っていなくても大丈夫。そこにいて元気になれるような場所なら、その人にとってイヤシロチなのである。
 私にとってのイヤシロチも日本中に何十か所かありますが、明治時代に建てられて、越後随一の豪農の姿を今に残す北方文化博物館 「豪農の館」 は、私のもっとも好きな場所の一つです。(p.126)
 この 「豪農の館」 は、中越地震など、何回か地震を経験しても、何一つ損傷することがなかったという。このような特殊なパワーを持つ場所は、いろんな人が様々に書いているけれど、自分自身で気持ちがいいと感じられる所なら “幸運の魔法の結界” みたいなものなのだろうから何度か足を運んでみるのもいいかもしれない。
 
 
<了>