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【呉翠華先生:写真右端】
 東京大学大学院教授である大木康先生のもとで学び、童謡の研究で中国文学博士の学位を取得したそうです。日本には8年ほど滞在していたので、日本語は今でもとても上手です。
 金子みすずの詩を中国語に翻訳し、解説を加えて、昨年、台湾で出版したそうです。すごいじゃん!
 正直なところ、顔を見ても余り博士らしくない。日本で初対面の人と待ち合わせをし、まん前に立っていても、誰ひとり本人であると思ってもらえないそうである。そうでしょう、そうでしょう、よくわかる。中国語では、先生のことを老師と書くけれど、呉先生に関しては、どうみたって老師というより幼師とか童師という顔である。


【安(巫安盈)さん:写真右から2番目】
 明るく元気なお嬢さん。元智大学で教学の事務員をしながら、大学院で日本語を学んでいる。研究テーマは何だっけ? 聞き忘れた。
 学部生だった頃は英文科に進むつもりだったけれど、日本語を教える先生の丁寧な態度に惹かれて(上記の呉翠華先生のことだという)、日本語に興味を持つようになったという。英文科の先生の中には幾人か感情的に荒っぽい授業をする先生がいたのだという。であるにせよ、「呉先生は、東京大学の学生という肩書きゆえに、多くの日本人に丁寧に扱ってもらっていたと思いますよ。年配の日本人にとっては、東京大学という肩書きはそういう効力を持つんです」 と応えておいた。(自己告白によると、呉先生は、東大の学生だった頃、授業中にガムを噛んでいて、大木先生に注意されたこともあるんだよ。本当は!)
 余談だけれど、安さんのボーイフレンドは26歳の警察官で、現在、30人くらいが勤務する大きな派出所の副所長である。(とんでもない理由で勤務中に副所長室で本人に会うことになったから間違いない) 日本で26歳で副所長なんてありうるだろうか?


【鈴(謝佳芸)さん:写真左から2番目】
 半分韓国人、半分日本人のような顔をした鈴さん。日本に興味を持つようになったきっかけは、高校時代、野球部のマネージャーをやっていたことだそうである。
 既に半年間日本に語学留学したことがあり、日本語は先輩の安さんと同じくらい上手である。
 去年、大阪大学と筑波大学に合格していたのに、奨学金がもらえなかったから入学を断念してしまったという。(留学生の奨学金枠を増やしてほしい・・・)
 鈴さんは、ひとつひとつ確実にこなしてゆくタイプの学生さんらしい。日本語に関しても高度な実力を身に付けてゆくことだろう。
 「研究のテーマを何にするかまだ決めていないけれど、安倍晴明にしようかと思っています」 と言っていた。そして日本語学科の日本人男性の先生二人に訊いたけど、「安倍晴明って誰?」 と言われた(!!!)そうである。いくら日本文化の直截な指導者ではないといえ、海外で日本語に関する指導をしながら、安倍晴明を知らないなんて、ほとんど犯罪じゃあないだろうか。  
 元智大学では言語学的なアプローチばかりをやけに優先しているから、こういうことになるのだろう。先の日本人男性二人も言語学系である。

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【勝くん:日本人の留学生】
 日本人で台湾に留学する学生はそれほど多くはないと思うけれど、彼は、中国語とMBAの勉強を兼ねて元智大学を選んだという。


《日本に興味をもってくれる台湾人学生さんへ》
 海外で、日本のことに興味を持ち日本語を話せる学生さんに出会えるのは、とても嬉しいことです。
 外国の文化を学ぶ人の中には、時に、自国のことを否定的に語りつつ、日本のことを賞賛する学生に出会うことがあります。しかし、自国のことに誇りを持てない人は、決して外国のことも深くは学べないはずです。
 台湾の発展を目指して、台湾のことに誇りを持ちつつ、さらに日本のことも学んでくださいね。相対比較することで、それぞれに長短があることを知り、その違いの理由にまで気づけたら、学問的にもちょと楽しくなるかもしれません。
 日本語がすらすら読めるなら、私の読書記録が少しは役に立つかもしれません。
 では、加油。             

 

 

台湾人学生のための日本語図書依頼

 

 

<了>