《中》 より

 

 

【日銀のルーツ】
 日本銀行も株式銀行です。これは創ったときからロスチャイルド銀行です。パリのジェームズ・ロスチャイルドの子分だった渋沢栄一がつくりました。そしてジェームスの長男に当たるアルフォンスやフランスの財務大臣レオン・セーが渋沢栄一を育てました。アルフォンスは駐日フランス全権公使ロッシュの親分です。(p.165)

 

 

【燃料はタダ、黒パン、ジャガイモ、ウォトカ、タバコが不可欠なロシア】
副島 : ロシアではどんなに貧しい老人たちにも粗末な豚肉とジャガイモが届くようになっているのではないか。それと天然ガス(燃料)がタダである。・・・中略・・・。
佐藤 : それはまったく正しい見方です。・・・中略・・・。ロシアでは燃料を除いて4つのものがロシア人には不可欠です。その4つというのは、黒パン、ジャガイモ、ウォトカ、タバコです。・・・中略・・・。この4つのものというのは、タダもしくは反対給付がほとんどないくらいのものです。・・・中略・・・。(日本人の価値に換算すると)1万円くらいで済むのです。その1万円も稼げないような人には現物でも与えるのです。
 ロシア人の基本には融通し合う伝統と備蓄の伝統があります。つまり備蓄してお互いに融通し合うという伝統です。
 ゴルバチョフ政権のとき反アルコール・キャンペーンがありました。・・・中略・・・。それと同時期にアゼルバイジャンとアルメニアの紛争が起きました。そうしたらタバコのフィルターをつくっているところはアルメニアしかなかったので、タバコはなくなってしまったのです。
 このウォトカとタバコの2つがなくなったので、ゴルバチョフ政権は民衆に憎まれるようになりました。(笑) (p.159-161)
 預貯金ゼロで、老後は “お先真っ暗“ と感じている日本の人々は、ロシアに移住したいと思うのではないだろうか。昨年、プーチンは年金額を上げると公約もしていた。アメリカに追随して強烈な格差社会を造りつつ、極限的に杜撰な社会保険庁に年金を管理させる日本とは、えらい違いである。
 尚、ロシアのタバコ産業は、現在、欧米の金融資本の息がかかっていない日本のJTがメジャーとなって、プーチンの地元で生産している、プーチンは “賢い” 。
   《参照》   『ロシア・ショック』  大前研一  講談社   《前篇》
               【ロシアにおけるJT】

 

 

【フローのユダヤ、ストックのロシア】
副島 : 金融デリバティブの正体は保険商品です。・・・中略・・・。保険業こそはユダヤ人がつくった思想です。・・・中略・・・。
佐藤 : ロシア人には保険という思想はないのです。あの人たちは貯蓄性向がゼロなのです。(笑)ロシア人はストック(物資の蓄え)はするが貯蓄はしません。だからフローは出てきません。(p.175)
 ロシアは実体経済を運用することだろう。日本は、国際金融資本の創出したフロー経済大破綻という暴流に巻き込まれざるをえない。

 

 

【グルジアの言語上の特殊性】
佐藤 : グルジア人のポイントは言語にあると思います。・・・中略・・・。言語と文法構造は、まさに副島さんが 『英文法の謎を解く』(筑摩新書3巻) で書かれているように、この国語が持つ民族の思想の表と裏の関係を持っています。ですから、他のコーカサス人たちの言語とはまったく別の言語体系を持つグルジア人というのは、思考も相当、周囲とは異なると思います。 (p.207)
 パイプラインに絡む地政学的な特殊性から、グルジアは以下のような事態に巻き込まれている。
 グルジアの今の愚かな大統領であるサアカシュビリは、アメリカに唆されて、南オセチア侵攻をやりました。全てが裏目に出た。サアカシュビリはアメリカの凶暴なネオコン派とイスラエルが育てた人物です。(p.190)
 この侵攻は、北京オリンピックに開会式の日の出来事である。ネオコン派の総帥はチェイニー (p.193) と記述されている。

 

 

【J・F・Kの暗殺と中国の核実験】
 J・F・ケネディは1963年11月22日に暗殺されました。本当の暗殺指令者はイスラエル建国の創業者のダビド・ベングリオン首相、及びアメリカのいちばんハードライナー(強硬派)の人ったち(ほんとうはデイヴィッド・ロックフェラー系ですが)に暗殺された。その次の年に、中国で初めて原爆実験が行われたのです。そしてその実験データはすべてイスラエルが持っています。つまり、イスラエルは中国で核実験を行ったのです。・・・中略・・・。真実はロックフェラー家が核技術のロシア、中国への拡散を許した。 (p.219)
 近年の中国の有人ロケット打ち上げも、ロックフェラーの意向に沿うものであったということになる。中国の中枢には、アメリカの金融資本家の意向のままに動く輩が大勢いる。そうではない輩も大勢いる。どっちに転ぶことやら。

 

 

【大国崛起】
 中国はイスラエルがアメリカ国防総省から盗み出した技術を、長年イスラエルから安く買っていた。ところが中国の指導部は、2006年11月にイスラエルと大喧嘩になった。イスラエルにしてみれば 「中国よ。よくも裏切ったな」 となる。中国にしてみれば、中東全域のアラブ諸国と仲良くして、石油を買って(油田の採掘権を押さえる)、中国の世界覇権を目指すのが大きな目標となった。これを “大国崛起(和平崛起)” といいます。(p.225)

 

 

【「私のそばにある」が「持つ」こと】
副島 : 今のプーチン路線のままでは、日ロ関係、特に北方領土返還は簡単には進まないようですね。
佐藤 : 簡単ではありませんが、進めることはできると思います。副島さんはご存じと思いますが、ロシア人は 「所有」 に関して独特の感覚があります。ロシア人は朱友の概念である have という動詞を使いません。 By me (私のそば)と表現します。「私のそばにある」 ということが 「持つ」 ということなのです。「所有」 の概念が希薄だから 「占有」 なのです。
 だから、北方領土問題では、ロシア人の所有感覚を理解していれば取り返せる可能性があります。ロシアは占有していれば安心で、所有していなくてもいいのです。逆に言えば、この感覚をつかんでおかないと、日本はロシアと勝負できません。情勢を的確に判断してゆくには、情報だけではなく、肌で感覚をつかむことも大事なのです。(p.236)

 

 

【 “皇帝デイヴィッド” の総代理人】
(日本国際交流センター理事長の)山本正さんといえば、やはりデイヴィッド・ロックフェラーが主宰する三極委員会の日本事務局を担当していました。彼が日本における “皇帝デイヴィッド” の総代理人だと思います。そしてこの山本正氏の朝日新聞社における子分が船橋洋一主筆でしょう。(p.254)
 世界の皇帝を目指して、テロ戦争派 vs 温暖化防止派 『リアル経済学』 ベンジャミン・フルフォードの対立抗争する中で、世界は貪欲な牙に引き裂かれつつ時間切れで特異点を迎えることになるのだろう。

 

 

 長い読書記録を書いてしまったけれど、こんなつまらないブログを読む時間があったら、メルヘンの世界を想像して楽しんでいた方が良いに決まっている。 Good-Night.  
 
<了>
 

  副島隆彦・著の読書記録