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 船井幸雄さんの常連読者は、すでに様々な本の中で書かれていることなので、とりたててこの本を読む必要はないかもしれない。読んだことがない人には、簡潔に書かれている分、導入書としていいかも。

 
【「強く思うこと」 と 「本来、そのように生きるべきこと」 が一致する場合】
 ただ、私は、「こうしよう」 「こうなりたい」 と、常に意識しています。あきらめるという気持ちは、絶対に持ちません。希望することについては、「本来、そのように生かされていること」 とは関係なく、強く思うことにしています。いまだに、自分の <思い> を強くして生きてゆこうと思っています。
 どれがかなえられるかは、予測できません。が、思わないこと、努力しないことは、かなえられないのです。
 いままでこのようなことを繰り返していて、最近では、少しずつわかってきました。「強く思うこと」 と 「本来、そのように生きるべきこと」 が一致する場合があるのです。こういう場合には、「強く思うこと」 がすぐに実現しています。 (p.111)
 『思いは実現する』 というタイトルの有名な自己啓発書が昔からロングセラーとして売られている。しかし、船井さんは、 “実現しやすい思い” と “実現しづらい思い” の違いまで簡潔に分りやすく記述してくれている。

 

 

【<癒し>の科学的意味】
 経験上から、次のように言えます。<癒される場>というものがあり、そこはおおむね、地磁気が強いのです。
 科学的に言うと、地磁気は南から北へ流れています。地球は、その中心のほうが流動していることによって、地球自身が磁気をもっていて、磁場ができているのです。
 ・・・(中略)・・・そういう(地磁気が強い)場所はまた、マイナス・イオンが多い場所でもあります。 (p.132)
 普通に健康な人なら、初めて電気毛布を用いた日の翌朝、極度な体調不良を自覚できるはずである。電気毛布に縦横に埋め込まれている導体が発する磁界に、生体磁気がすっかり狂わされてしまうからである。
 この書籍には、ハワイのカウアイ島や宮古島の特異性について簡潔に書かれている。

 

 

【よい<思い>を抱くための<癒しの場>】
 結果的には、私は、なにごとも世の中のことは<思い>できまるのではないか、と考えています。
 ただし、その前に、一つ上のエネルギーの利用というものがありそうだと感じています。・・・(中略)・・・、一つ上のエネルギーというものによって、悪くなったものを、よくすることができるということです。
 ところが、いますぐ、よい<思い>を抱けない人が多いのは、たしかなのです。
 そこで、その<思い>に到達するまでの一つのプロセスとして<癒しの場>、<癒される場>があるのです。こう言えば、分りやすいでしょう。  (p.116)
 日常の社会生活を営んでいると、多くの人々が発するマイナスの想念に囲まれているため、次第に重たいマイナスの思いに引きづり込まれやすい。いわゆる「気枯れ(けがれ)」た状態になってしまうのである。そのことを知っている敏感な人々は、定期的に<癒しの場>へ行くか、それに変わる別な方法を自覚的に採用しているものである。

 

 

【自然を助けなければならない】
 「癒される」ために本来、自然があるはずなのですが、すべての現代人にとって、現在の自然は、どこもが<癒しの場>になっているとは言えません。 (p.166)
 かつて全ての神社は鎮守の森に囲まれていた。自然と共にあったのである。しかし、今日では、鎮守の森が切られてしまい駐車場になっていたりする。そのような神社で、なおかつ神主が日々の祈りを欠いているようならば、もはや神霊などいないのは確実である。
 自然が破壊されてしまえば、その復元には数十年ないし数百年を要する。しかし、人間は、深く自覚するならば短期間にしかも大規模に変われる可能性(100匹目の猿現象)がある。人類が自ら損なってきた自然を、逆に、今度は人類が助けることも不可能ではない。
 人間が自分のレベルを高め、自分を助け、自然を助けなければなりません。そして、「癒された」と、常に思えるほどの高いレベルになれば、自然もよくなるでしょう。早く、自然も人間もともに良くなることを望んでいます。
 しかし、あくまでも、その根本は自分の<思い>だということを、そして人間の<思い>というものは非常に強いものだと言うことを、ぜひ本書で知ってほしかったのです。『「癒しの世界」への旅』 を続けてください。
 すべてが「癒される」時代が来ることを確信して本書のペンをおきます。  (p.166-167)
 
 

<了>