
着物が好きな人々が集まる、「きものりさいくる工房」を運営している著者。着物=高価という着物文化衰退の重大な要因を極力回避して、本当に着物が好きな人々の集う場所になっているのだろう。
着物を着用している観光客には様々な特典を提供している京都。東京も、官と民が協力して、祭日と週末くらい京都のような特典を提供して日本文化の復興および底辺拡大に協力したらいいのに、と思っている。
着物を着用している観光客には様々な特典を提供している京都。東京も、官と民が協力して、祭日と週末くらい京都のような特典を提供して日本文化の復興および底辺拡大に協力したらいいのに、と思っている。
【着物エステ】
【中国人の仕立て】
中国人に仕立ての注文をしてみたそうである。
着物を着ると美しく見えるというのは、もちろん着物自身が持つ魅力でもあるけれど、着物を着たことによる、自分への気遣いも大きいのではないでしょうか。そこに着物が持つ不思議なパワーを感じるのです。
もしかして着物を着ることは、どんなエステにも負けない効果が期待できるのではないでしょうか。
着物は、着手を強く輝かせます。着物に相応しい自分になるように頑張らせてくれます。そう考えると、着物はつくづくすごいものだと尊敬してしまいます。
「着物エステ」に挑戦してみてはいかがですか。 (p.12)
海外で着物を着ている女性がいると、その傍らにいる男性ですら高揚感に囚われてしまう。着物とはそのように不思議なものである。もしかして着物を着ることは、どんなエステにも負けない効果が期待できるのではないでしょうか。
着物は、着手を強く輝かせます。着物に相応しい自分になるように頑張らせてくれます。そう考えると、着物はつくづくすごいものだと尊敬してしまいます。
「着物エステ」に挑戦してみてはいかがですか。 (p.12)
【中国人の仕立て】
中国人に仕立ての注文をしてみたそうである。
約束の日に着物が届きました。仕立ては中国人の手によるものです。その仕立てを隈なくチェックしました。私が見た限り、すごく上手ですばらしいと思いました。
そして、私の店でお直しをしてくださる和裁のベテランの方にも見てもらいました。その着物を見ながら 「良くできている」 とポツリと言いました。確かに命がけの仕事なのだなと、その仕事の丁寧さに二人は一種感動を覚えたのです。 (p.98-99)
液晶アクオスのコマーシャルで吉永小百合が着ていた黄色の着物も、中国で生産されたものであると、ビジネス書に記述されていたのを読んだことがある。日本文化の象徴ともいえる着物の製造や仕立てが、今日では、日本国内で作るより、安く、しかも、同等な品質で、生産可能になっている。そして、私の店でお直しをしてくださる和裁のベテランの方にも見てもらいました。その着物を見ながら 「良くできている」 とポツリと言いました。確かに命がけの仕事なのだなと、その仕事の丁寧さに二人は一種感動を覚えたのです。 (p.98-99)
【ガチャマン】
男なら誰でも知っているガッチャマンではない。ガチャマンである。
男なら誰でも知っているガッチャマンではない。ガチャマンである。
その頃が、織物の街としての八王子の全盛期の始まりで、次第に世間は八王子の織物を指して、『ガチャマン』 という言葉を使うようになったのだそうです。
『ガチャマン』 とは、ガチャンと機織を1回織ると、万というお金が入るということからつけられたそうです。 (p.123)
著者さんは、八王子市の隣にある立川市で 『きものりさいくる工房』 を経営されている。『ガチャマン』 とは、ガチャンと機織を1回織ると、万というお金が入るということからつけられたそうです。 (p.123)
【着物のしきたりなんかにビクビクするな】
着物のしきたりなんかにびくびくしている若い子たちに、「着物ってこんなに自由で遊べるものよ。着ることを楽しみなさい」 と、そのことを具体的に見せてくれている人なんです。 (p.135)
こう主張している方(遠藤さん)の元ご主人は、あの 『塀の中の懲りない面々』 の作家・安部譲二さんだという。著者さんは仁侠映画、 『仁義なき戦い』 が大好きで、遠藤さんは映画の姐さんのイメージがぴったりなのだと書いている。着物への最初の取っ掛かりは、何であってもいいと思う。着物には、凛とした拘束力とともに、着た人を “大和撫子” に変えてしまう不思議な力があるのだから。
【 “良い思い出を作らない” 着物ビジネスの作法】
「こんな素敵なのに売ってしまうのもったいないわ」 と言うと、「実は欲しくて買ったものじゃないんです。足袋を買いに入った呉服屋さんで、なんだか無理にすすめられて買うはめになってしまったの。ローンだけ払って、この間それが終わったばかりなの。でもこの着物と帯絶対着ないと思う。良い思いで無いもん。いいんです、売っても」 と、なんだかとても寂しい気持ちになりました。 (p.154)
何十万円もする着物。本当に欲しくって買う場合ならいいけれど、押しの強いビジネス手法で買わされてしまう人々が多いようだ。そんなビジネス慣行が、着物が好きになりたい若者達の増加を大いに妨げている。
【鱗文(うろこもん)】
鱗文の長襦袢は、厄除けの意味。33歳の厄年に鱗文の長襦袢を着るというしきたり、知っていますか。 (p.164)
正三角形を前後左右、互い違いに敷き詰めた鱗文。ダビデの星(六芒星)の複合形である。
【半衿付け機 『雅(みやび)』 】
この著書の中に、「半衿付け機ができたらいいのに」 と書かれていた。
今、きものりさいくる工房・五箇谷 のホームページを覗いてみたら、その夢の機械 『雅』 が実現しているようだ。著者は、「1000円くらいでできたら・・・」 と書いていたけれど、価格は5250円となっている。着物大好き人間には垂涎の的となる商品なのだろう。
<了>